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昇格チーム紹介:ケルン

1年前に2部降格の憂き目に遭ったケルンが、最短でのブンデスリーガ復帰を決めた。調子を落とした時期や監督交代がありながら第23節終了時点で首位に立つと、その座を最後までキープ。ほとんどの試合で主導権を握り、リーグ断トツの計84ゴールをたたき出しての2部リーグ制覇だった。

優勝の原動力となったのは29ゴールを挙げて自身3度目の2部得点王に輝いたジモン・テロッデと、キャリアハイの20ゴールをマークしたジョン・コルドバだ。リーグ最多17アシストを記録したドミニク・ドレクスラーやドイツ代表MFのヨナス・ヘクター、1月にブレーメンから加入したフロリアン・カインツのお膳立てを受けた2トップが、おもしろいようにネットを揺らし続けた。

2年ぶりのブンデスリーガの舞台でも、この攻撃陣がチームの行方を左右するのは間違いない。そして、その攻撃陣を生かすも殺すもアヒム・バイアーロルツァー新監督次第だろう。

ライプツィヒでラルフ・ラングニック監督の薫陶を受けた51歳の指揮官は、過去2シーズンのレーゲンスブルク(2部)での仕事ぶりを評価され、自身初となるブンデスリーガでの指揮に挑む。同監督の手腕には、招聘を主導したクラブのアルミン・フェーCEOも「非常にリーダーシップがあり、コミュニケーション能力が抜群だ」と太鼓判を押す。

バイアーロルツァー監督の戦術コンセプトはライプツィヒのそれに近い。攻守のあらゆる局面でアグレッシブに振る舞い、ゲームの主導権を握ろうとする。また、ラングニック流のスタイルに独自の解釈を加え、ポゼッション時の安定感も追求。攻撃から守備への切り替えというチームの課題についても分析済みで、開幕までに改善させる意向だ。

ブンデスリーガの舞台で初めて指揮を執るバイアーロルツァー監督 - imago images / Eduard Bopp

テロッデやコルドバ、中国から復帰したアントニー・モデストはもちろん、守護神のティモ・ホルン、ヘクターやカインツなど、主力にはブンデスリーガ経験者がズラリとそろう。攻撃的MFのサリフ・エズジャン(21歳)とニクラス・ハウプトマン(23歳)など伸び盛りの俊英も少なくない。今夏の移籍市場で獲得したベルギー代表MFのビルゲル・ヴェルストラーテ、オランダ人右サイドバックのキングスレイ・エーシブエらも大きな力になりそうだ。

戦力的にはブンデスリーガで十分に戦える水準にある。実績や戦力的ポテンシャル、クラブの規模でも他の昇格2チームを大きく引き離している。最低ノルマは残留、すべてがうまく噛み合えば、トップ10入りや欧州カップ戦の出場権争いに絡んでもおかしくない。

文=遠藤孝輔

2部優勝の原動力となったテロッデ(左)とコルドバ(右) - 2018 Getty Images

【昇格チーム紹介】
パーダーボルン
ウニオン・ベルリン