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守護神ポラースベック(右)の好セーブで決勝に進出したUー21ドイツ代表は6月30日、欧州チャンピオンの座を懸けてスペインと激突する - © © imago
守護神ポラースベック(右)の好セーブで決勝に進出したUー21ドイツ代表は6月30日、欧州チャンピオンの座を懸けてスペインと激突する - © © imago

ポラースベックの活躍で決勝進出

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ポーランドで開催中のUー21欧州選手権準決勝イングランド戦を機に、それまで目立たない存在だったGKユリアン・ポラースベックが一躍脚光を浴びた。Uー21ドイツ代表の守護神は、2ー2のままもつれ込んだPK戦で2本のPKをストップし、チームを決勝進出へと導いた。先日、ハンブルガーSVへの加入が決まったばかりの22歳は、落ち着きと貫録、そして大胆なプレースタイルを持ち味とする。

4部リーグからスピード出世

今から10カ月前の2016年8月30日。ポラースベックが守っていたのは4部に所属するカイザースラウテルンのセカンドチームのゴールマウスだった。しかし、その12日後、トップチームの試合で退場となったアンドレ・バイスに代わって途中出場を果たし、2部リーグデビュー。そこから彼のサッカー人生は大きく動き出した。

ポラースベックはブンデスリーガ2部の第5節から最終節までの全30試合に先発出場して14度のクリーンシートを記録、チームの2部残留に大きく貢献した。Uー21代表でも、シュテファン・クンツ監督の信頼を勝ち取って正GKの地位を獲得。そんなポラースベックを巡って、ブンデスリーガの複数クラブが争奪戦を繰り広げたが、伸び盛りの22歳を射止めたのはハンブルクだった。

2014年11月にカイザースラウテルンとプロ契約を結んだとはいえ、2014/15シーズン、2015/16シーズンはベンチ入りがそれぞれ1試合あったのみ。なかなか次の一歩を踏み出せずにいたが、この10カ月で一気に階段を駆け上がった。 

- © imago / Zink

欧州王者として自信を持ってハンブルクへ

これはプロの世界には運も必要だという証明でもある。もしもバイスの退場がなかったら、ポラースベックはまだ4部でプレーしていたかもしれない。しかし、運が味方し、ドイツにまた一人将来が楽しみなGKが誕生した。イェンス・トッドSDも、「ユリアンはステップアップする準備ができている」と若き才能に大きな期待を寄せている。

「ハンブルクで始まる新たな一歩を楽しみにしている」と語るポラースベックは、30日にU−21欧州選手権の決勝戦が迎える。スペインを倒して2009年以来となる頂点に立ち、欧州チャンピオンとして新天地ハンブルクに向かうつもりだ。

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