関西初上陸のドルトムントがセレッソ大阪と激突
アジアツアー中のドルトムントは24日、大阪で香川真司の所属するセレッソ大阪と対戦する。
月曜日にアジアツアー最初の目的地バンコクから大阪に移動したボルシア・ドルトムントは24日、ヤンマースタジアム長居で『EUROJAPAN CUP 2024』セレッソ大阪戦を迎える。ドルトムントは過去に2度ツアーのため来日しているがいずれも関東で試合を開催しており、関西上陸は初となる。クラブのレジェンドである香川真司との再会を果たすと同時に、ピッチ上ではツアーを有意義なものとするパフォーマンスが求められる。
21日にBGパトゥム・ユナイテッドを相手に0-4の完敗を喫したドルトムントは、大阪では異なる結果を出すために意気込んでいるはずだ。火曜日には一足早く香川真司と対面を果たし、ヌリ・シャヒン監督やアシスタントコーチを務めるウカシュ・ピシュチェクは旧友との時間を楽しんだ。そして夜にはヨドコウ桜スタジアムで体を動かし、翌日の試合に向けて調整を行っている。
欧州選手権に出場した代表選手は休養のため不在で、当初大阪で合流する予定だったジオ・レイナの来日も見送られたが、シャヒン監督はBGパトゥム戦と同様にDFニクラス・ズーレ、ユリアン・リエルソン、MFユリアン・ブラント、フェリックス・ヌメチャ、FWカリム・アデイェミら多くの主力選手をピッチに送り出すだろう。中でも今季から10番を背負うブラントのチャンスメイクには大きな注目が集まるだろう。
同時に今回のツアーには多くの若手選手が帯同しており、どん欲にチャンスを掴もうとする彼らのプレーも見逃せない。バンコクでの試合では唯一フル出場した18歳のパリス・ブルナーが、違いを生むべく積極的に勝負を仕掛けた。昨季レンタル先のホルシュタイン・キールで成長を遂げた左サイドバックのトム・ローテや、飛躍を期す19歳のユスファ・ムココも注目選手だ。
対するセレッソ大阪は現在J1リーグで6位につけており、ドルトムントに手を焼かせる実力を持った陣容がそろっている。特に今季J1で16ゴールを挙げ得点ランキング首位を快走するレオ・セアラを筆頭とするブラジル人アタッカー人の破壊力には気を付ける必要があるだろう。香川真司は最近の試合で出場機会を得られていないが、古巣相手の親善試合だけにプレーを披露できる可能性は十分にあるだろう。