7年ぶりの来日を果たしたドルトムントは積極的にファンとの交流を行った。
7年ぶりの来日を果たしたドルトムントは積極的にファンとの交流を行った。 - © Hendrik Deckers
7年ぶりの来日を果たしたドルトムントは積極的にファンとの交流を行った。 - © Hendrik Deckers
bundesliga

ドルトムントの2024年日本ツアーを振り返る

xwhatsappmailcopy-link

3度目となる日本ツアー中にドルトムントは親善試合以外にも様々な活動を通して交流を行った。

2017年以来となったボルシア・ドルトムントの日本ツアーは、ヤンマースタジアム長居でセレッソ大阪に3-2の勝利を収めてフィナーレを迎えた。香川真司と再会を果たすなど、忘れられない時間となった今回の訪問を振り返ってみよう。

 

遠征の最初の目的地だったバンコクでのイベントと親善試合を終えたチームは、月曜日の22日に関西国際空港に到着、初日は主に長旅からの回復に充てられた。その翌日、チームを特別なゲストが訪れた。クラブと日本サッカー界のレジェンドであり、現在はセレッソ大阪に所属する香川真司だ。

ヌリ・シャヒンと香川真司が笑顔で再会。 - Hendrik Deckers

2019年にクラブを離れたスターはヌリ・シャヒン、ウカシュ・ピシュチェク、ロマン・ヴァイデンフェラー、セバスティアン・ケール、パトリック・オウォモイエラらと再会し、久々の旧友たちとの時間を楽しんだ。シャヒン監督は「世界のどこから来ようとも、いい仕事をすればこのクラブは決して忘れない。シンジはその最高の例だ」と語り、日本人選手の功績を称えた。

日本滞在中のクラブの活動はレジェンドとの再会だけにとどまらず、精力的にファンとのふれあいや文化交流を行った。火曜日の夜にはヨドコウ桜スタジアムで公開練習を行いトレーニング後にはファンサービスを実施、サインや写真撮影に応えた。また子供向けのサッカークリニックも開催され、ニクラス・ズーレやフェリックス・ヌメチャ、ユスファ・ムココらトップチームの選手たちも参加して楽しいひと時を過ごした。

同じ黄色と黒のチームカラーを持つプロ野球チーム、阪神タイガースからは岩田稔コミュニティ・アンバサダーを招き、互いのスポーツに挑戦。ズーレとアレクサンダー・マイヤーがパワフルなバッティングを披露するなど、親睦を深めた。

そして迎えた24日の親善試合セレッソ大阪戦は、カリム・アデイェミが抜群のスピードを披露するなど躍動し2ゴールを決める活躍を見せたほか、ジェイミー・バイノー=ギッテンスが切れ味鋭いドリブルとシュートから得点を挙げるなど、計3ゴールを日本のファンにプレゼントし3-2の勝利で充実した日本ツアーを締めくくった。