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「10番」を背負う選手たち②

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2019/20シーズンのブンデスリーガで最も輝きを放っている「背番号10」は誰か。10番にフォーカスした短期集中連載の第2回では、ポテンシャル十分のストライカーやリーグ屈指のサイドアタッカーら4選手を取り上げる。

モアネス・ダブール(ホッフェンハイム/FW)
生年月日:1992年5月14日(27歳)
19/20リーグ戦成績:6試合出場

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スイスリーグ得点王1回、オーストリアリーグ得点王2回の実績を持つ点取り屋で、今年1月にスペインのセビージャからホッフェンハイムに加入した。ここまでリーグ戦無得点とまだ期待に応えられていないが、DFB杯準々決勝ではバイエルン・ミュンヘン相手に2ゴールを記録。ストライカーとしてのポテンシャルは折り紙付きだ。最前線に張るのではなく、やや低い位置からドリブルで切り込むプレーを得意とする。

オンドレイ・ドゥダ(ヘルタ・ベルリン/MF)
※1月にノリッジ(イングランド)へ期限付き移籍。
生年月日:1994年12月5日(25歳)
19/20リーグ戦成績:7試合出場1アシスト

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11ゴール6アシストの活躍を見せたた昨季から一転、今季は苦戦を強いられた。シーズン序盤に指揮を執ったアンテ・チョヴィッチ監督からハードワークの欠如やプレーの軽さを指摘され、第13節が初陣だったユルゲン・クリンスマン監督の下では構想から外れた。今年1月にドイツ人のダニエル・ファルケ監督が率いるイングランドのノリッジに期限付き移籍したものの、プレミアリーグでも目に見える結果を出すことはできていない。

ユヌス・マリ(ヴォルフスブルク/MF)
※1月にウニオン・ベルリンへ期限付き移籍。
生年月日:1992年2月24日(28歳)
19/20リーグ戦成績:7試合出場1アシスト

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今季はオリヴァー・グラスナー新監督の下で全く出番を得られなかった。指揮官からは「トレーニングですべてを出してくれるし、いつでも準備ができていると思う。彼の資質はよく分かっている」と称賛されていたが、結局前半戦の出場はゼロに終わった。それでも今年1月に期限付き移籍で加入したウニオン・ベルリンではすぐに右ウイングのレギュラーに定着。後半戦8試合中7試合に出場している。

フィリップ・コスティッチ(フランクフルト/MF)
生年月日:1992年11月1日(28歳)
19/20リーグ戦成績:23試合出場・4得点・8アシスト

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リーグ屈指の“クロスマシーン”は今季も素晴らしいパフォーマンスを披露している。クロス総数は2位クリスティアン・ギュンター(フライブルク)に56本差をつけてリーグ断トツ(140本)。チーム最多の8アシストをマークしている。また、昨季よりもフィニッシュに絡む機会が増え、左ウイングバックを主戦場としながらリーグで8番目に多い63本のシュートを記録。今季のブンデスリーガで最も活躍している「10番」の一人と言えるだろう。

■近日公開予定
レオナルド・ビッテンコート(ブレーメン/MF)
生年月日:1993年12月19日(26歳)
19/20リーグ戦成績:2試合出場・0得点

アレクサンドル・マクシム(マインツ/MF)
※1月にガズィアンテプ(トルコ)へ期限付き移籍。
生年月日:1990年7月8日(29歳)
19/20リーグ戦成績:5試合出場・0得点

ダニエル・バイアー(アウグスブルク/MF)
生年月日:1984年5月18日(35歳)
19/20リーグ戦成績:2試合出場・0得点

セバスティアン・アンデション(ウニオン・ベルリン/FW)
生年月日:1991年4月1日(29歳)
19/20リーグ戦成績:2試合出場・0得点

ヴァロン・ベリシャ(デュッセルドルフ/MF)
生年月日:1993年2月7日(27歳)
19/20リーグ戦成績:2試合出場・0得点

※シャルケ、ケルン、フライブルク、パーダーボルンは背番号10が不在。

文=遠藤孝輔