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ブンデスリーガ初参戦のニューカマー(5)

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ブンデスリーガの各クラブが新シーズンに向けて精力的に補強を進めている。ブンデスリーガ初参戦となる新戦力の中には、まだドイツでそれほど知られていない選手もいるが、その多くはこれから名前を売っていく有望なタレントたちだ。開幕までに予習しておいて損はないだろう。

ナナ・アンポマー(フォルトゥナ・デュッセルドルフ

ベニト・ラマン、ドディ・ルケバキオという、昨季デュッセルドルフのブンデスリーガ残留に大きく貢献した2人がチームを去った。その穴を埋める存在の一人として、強化責任者のルッツ・プファンネンシュティール氏が獲得したのは、ワースラント・ベフェレン(ベルギー)で昨季リーグ戦15ゴールに直接関与したアンポマー。同氏は獲得の理由について「スピードがあり、両足を器用に使いこなし、テクニックも十分」と説明しており、「ブンデスリーガでインパクトを残すだろう」と、そのポテンシャルに太鼓判を押している。

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マレク・スヒー(アウクスブルク

若手が多くを占める当シリーズだが、アウクスブルクが今夏獲得したスヒーはこれまでチェコ代表40試合以上に出場。同代表でキャプテンマークも巻いてきたように、実績十分の選手だ。またクラブレベルでは、スラビア・プラハ(チェコ)、スパルタク・モスクワ(ロシア)、バーゼル(スイス)と欧州各国の強豪を渡り歩き、欧州チャンピオンズリーグ(CL)38試合、欧州リーグ(EL)25試合に出場した経験を持つ。30歳を超えキャリア4カ国目となるブンデスリーガで、さらなる成長を目指していく。

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マルクス・イングバルトセン(ウニオン・ベルリン

ノアシェラン(デンマーク)所属だった21歳の時にシーズン23得点を記録し、その年のデンマークリーグ得点王に輝いたイングバルトセン。2017年に北欧から西欧へとプレーの場を移し、昨季はヘンク(ベルギー)でリーグ優勝も経験したが、ひざの負傷により出番は少なかった。そんな同選手はこの夏、再起をかける場所としてウニオンを選択。オリバー・ルーネルトCEOも「シュート力、インテリジェンス、走力、テクニックに優れた素晴らしいレフティーを獲得できました」と、活躍に期待を寄せる。

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マルクス・シューベルト(シャルケ

ラルフ・フェアマンのノリッジ・シティー(イングランド)期限付き移籍にともない、シューベルトがデュナモ・ドレスデンから獲得された。同選手はアレクサンダー・ニューベルと並びドイツサッカー界期待のGKで、両者ともに今夏イタリアで開催されたU21欧州選手権に、ドイツ代表メンバーとして参加していた。そんなシューベルトは昨季からドレスデン守護神の座を掴み取り、これまでブンデスリーガ2部40試合に出場。今後はニューベルという同年代最強のライバルとともに、切磋琢磨していく。

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ローラン・ヤン(パーダーボルン

2014/15シーズン以来のブンデスリーガ復帰を果たしたパーダーボルンは、ルクセンブルク代表キャプテンのヤンを補強。同選手は昨年夏にワースラント・ベフェレン(ベルギー)からメス(フランス)へ移籍を果たすも、フランス2部9試合出場に終わり、心機一転ブンデスリーガ昇格クラブへ期限付きで加入することになった。獲得に動いた強化責任者マルティン・プションジョーノ氏は「ローランのスピード、屈強なプレースタイルは、我々のサッカーに合致しています。インターナショナルな経験も豊富で、右SBのポジションを強化してくれます」と、その能力を高く評価しており、今回の契約には買い取りオプションもつけられているという。

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