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日本人プレーヤー前半戦総括

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今季のブンデスリーガでプレーする日本人選手はブンデスリーガ、ブンデスリーガ2部を合わせて計6名。ドイツで奮闘する長谷部誠、鎌田大地、大迫勇也、遠藤航、原口元気、宮市亮の前半戦を振り返る。

長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)

前半戦成績:13試合出場(先発13)0得点・0アシスト

不動のリベロとして開幕から9試合連続フル出場。広い視野を生かしたパスで攻撃の起点となりながら、守備では冷静な判断と読みに基づくポジショニング、コーチングで最終ラインを統率した。自身のミスをカバーしようとした焦りからPKを献上した第7節のブレーメン戦のように精彩を欠く試合もあったが、第16節のケルン戦ではキャリア節目のブンデスリーガ300試合出場を達成。年明け1月に36歳を迎えるが、ドイツでの冒険はまだまだ終わらない。

- imago images/Nordphoto

鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)

前半戦成績:16試合出場(先発11)0得点・2アシスト

期限付き移籍先のシント・トロイデン(ベルギー)から戻った今季は、アディ・ヒュッター監督の信頼をがっちりとつかみ、トップ下のレギュラーとしてほぼフル稼働した。ヨーロッパリーグやDFB杯を含め、出番が訪れなかったのは第8節のレーバークーゼン戦のみ。敵陣の中央やサイドで頻繁にボールを受け、得意のパスやドリブルで後方と最前線をつなぐ役割をこなした。物足りないのはいまだノーゴールという結果だけだ。

- Jan Huebner/Ulrich via www.imago-images.de/imago images/Jan Huebner

大迫勇也(ブレーメン)

前半戦成績:12試合出場(先発12)4得点・1アシスト

攻撃陣の新たな核として開幕3戦3発と絶好のスタートを切った。十八番のボールキープが冴えわたり、前線の基準点として存在感を発揮。相手に厳しく寄せられてもしっかりとタメを作り、中盤の選手たちの効果的な飛び出しを引き出した。しかし、負傷で5試合の欠場を強いられている間にチームが調子を崩し、それに引っ張られるように復帰後のパフォーマンスはピリッとしない。良好なコンディションを取り戻し、後半戦に再爆発することを期待したい。

- imago images / Sven Simon

遠藤航(シュトゥットガルト)

前半戦成績:6試合出場(先発5)0得点・0アシスト

チームに加入したのが8月中旬。プレシーズンキャンプ未参加という出遅れが響き、新天地デビューは11月3日の第12節ディナモ・ドレスデン戦まで待たなければならなかった。それでも初先発を果たした第14節のカールスルーエ戦では、中盤の底で持ち前のタフネスとボール奪取力を発揮し、3ー0の完勝に大きく貢献。ウインターブレイクまでのラスト5試合にフル出場した。信頼を得ていたティム・ヴァルター監督の解任が、後半戦の起用法にどう響くか注目される。

- Pressefoto Rudel/Robin Rudel via www.imago-images.de/imago images/Sportfoto Rudel

原口元気(ハノーファー)

前半戦成績:17試合出場(先発12)2得点・1アシスト

ミルコ・スロムカ前体制下では主に左右のウイングを務めていたが、肝心のゴールを一つも奪えなかった。それでもケナン・コチャク新監督の初陣となった第14節のダルムシュタット戦で待望の初ゴールを記録すると、第16節のアウエ戦では献身的なフリーランから貴重な決勝点を叩き出した。ここまで18試合中17試合に出場。いわば代名詞のハードワークを武器に、ボランチもしくはトップ下のレギュラーとして信頼度を高めている。

- imago images/Jan Huebner

宮市亮(ザンクト・パウリ)

前半戦成績:18試合出場(先発17)1得点・3アシスト

今季はキャリアを通じて悩まされてきたケガとは無縁の日々を送っている。右ウイングのレギュラーとして前半戦の全18試合に出場。第7節のオスナブリュック戦では豪快な左足弾を突き刺した。年内最終戦となった第18節でも1アシストを記録し、首位ビーレフェルト撃破の立役者となった。スピードと勤勉性を買われて右サイドバックに抜擢された試合もあるが、後半戦はゴールに直結する“決定的な仕事”でさらに存在感を示したいところだ。

- Jan Kuppert/SVEN SIMON via www.imago-images.de/imago images/Sven Simon

文=遠藤孝輔