長谷部所属フランクフルト、“魔法のトライアングル”をデータでチェック!
長谷部誠のアイントラハト・フランクフルトが好調だ。昨季ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)優勝をもたらしたニコ・コバチ監督が去り、アディ・ヒュッター監督とともに新スタートを切った同クラブは、序盤の5試合で1勝3敗1分と低迷したものの、その後の6試合で5勝1分と持ち直し、現在4位に位置している。そこで今回は、フランクフルトをけん引する“魔法のトライアングル”ことアンテ・レビッチ、ルカ・ヨヴィッチ、セバスティアン・アレら3人について、データを元に紹介していく。 ※「第11節終了現在で7ゴール以上に8選手、得点王争いの行方は?」はこちら
「2.5」
現在8ゴールのアレは、シュート2.5本に1度の割合でネットを揺らす。これは今季ブンデスリーガで3得点以上決めた選手の中では、4番目の好成績。またヨヴィッチはシュート3.2本、レビッチは同4.3本に1度の割合でゴールを決めている。
「4」
今季リーグ戦全試合で少なくとも1ゴールを決めているクラブは18チーム中4クラブ。フランクフルトはそのうちの1つである。
「5」
第8節フォルトゥナ・デュッセルドルフ戦でヨヴィッチは、フランクフルト所属選手として、またブンデスリーガでプレーしたセルビア人選手としても史上初となる1試合5得点を決めた。
「6」
FIFAワールドカップ・ロシア大会決勝進出のためプレシーズンの合流が遅れ、また負傷にも見舞われたことによりシーズン序盤を欠場したレビッチは、ここまで7試合に出場。それでも現在、6得点に直接関与している(4ゴール2アシスト)。
「9」
得点ランキング単独トップは、現在9ゴールのヨヴィッチ。今季得点のすべてを直近の6試合で記録しており、3分の2にあたる6ゴールを左足で決めた。
「12」
第6節以降の6試合に限れば、ヨヴィッチ単独の得点数はブンデスリーガ12クラブそれぞれの総得点よりも多い。例えばバイエルン・ミュンヘン(計7ゴール)よりも、ヨヴィチのほうが2ゴール多く決めている。
「18」
アレはフランクフルトで最多の「シュートにつながったラストパス」を記録している(18本)。
「20」
ヨヴィッチは20歳300日で1試合5得点を達成。同記録の歴代最年少プレーヤーとなった。
「20」
フランクフルトのFW登録選手のゴールは20。これは18クラブ中トップであり、細かくデータを取り始めた1992/93シーズン以降の第11節終了時では、同クラブ最高の数字。
「26」
今季チームの総得点26は、ボルシアMGと並びリーグ2位。
「29」
ヨヴィッチの今季シュート数は29本でチーム最多。
「33,6」
3人のうち今季最高速度トップはレビッチで、時速33.6km。次点がヨヴィッチの時速33.2kmで、アレは同32.8km。
「80」
今季レビッチが先発した試合は勝率80%(5試合で4勝1分)。昨季も含めれば同選手は26試合でスターティングイレブンに名を連ね、そのうち16勝を挙げている(勝率62%)。そしてレビッチが先発しなかった19試合の勝率は、21%にまで落ち込む。
「92」
今季のチーム総得点の92%にあたる24ゴールに、この3人が直接関与している。