積極補強のシュトゥットガルト、大物獲りに成功
シュトゥットガルトがウォルフスブルクからダニエル・ディダビ、ドルトムントからゴンザロ・カストロを獲得して戦力の底上げに成功した。昨季後半戦で驚異の巻き返しを見せ、最終的に欧州リーグ(EL)予選の出場権を手にしたチームは着々と強化を進めている。
シュトゥットガルトの下部組織出身で2年ぶりの古巣復帰となったディダビは、高度なテクニックとパワフルなシュートが持ち味。これまでは膝のケガに悩まされてきたが、ミヒャエル・レシュケSDは「それに関してはチームドクターと何度も話し合った。ダニエルを引き続きサポートできると確信している」と語り、深刻なものではないことを強調した。
ディダビとともに中盤でクリエイティブなプレーが期待されるカストロは、経験値の高さが大きな魅力。入団会見では「何年もやってきているので、若手にとっていいお手本になれるようにしたい。リーダーとしての自覚はある」と語った。
昇格2シーズン目を迎えるチームは、ディダビとカストロの獲得に先立ち、パブロ・マフェオ(マンチェスター・シティ/イングランド)、ボルナ・ソサ(ディナモ・ザグレブ/クロアチア)、マークオリバー・ケンプフ(フライブルク)、ロベルト・マッシモ(ビーレフェルトU19)といった将来有望な若手を獲得。特にスペイン生まれの20歳、マフェオは多くのクラブが獲得に乗り出していた逸材だ。