チーム一丸の軌道修正。王者バイエルンが新監督の下で復調
ユップ・ハインケス新監督を迎えたバイエルン・ミュンヘンがブンデスリーガ第8節のフライブルク戦、欧州チャンピオンズリーグ(CL)のセルティック(スコットランド)戦で2連勝を飾った。まだ本来の強さを完全に取り戻したわけではないが、軌道修正は順調に進んでいるようだ。
新監督の初陣となったフライブルク戦では5ー0の完勝。5点差をつけての勝利は長くバイエルンを指揮してきたハインケス監督にとってもキャリア初のことだった。指揮官は「2ー0とした後も次のゴールを狙っていたのは良かった」と貪欲にゴールを狙い続けた選手の姿勢を評価した。
この試合で5点目を決めたヨシュア・キミッヒは、「このチームには常にゴールを決められるクオリティが備わっている」と振り返るが、最近はその得点力が鳴りを潜めていた。リーグ戦では2試合連続で2点のリードを守れ切れず引き分け。攻守のバランスにほころびが生じていたのは明らかだった。
それでも監督交代後は2試合連続で無失点を記録。マッツ・フメルスも「不用意にチャンスを与えてはいけないということをしっかり認識して、それを実践できた」と納得の表情だった。