ヘルタ、苦手の相手崩せず 原口は後半途中から出場
1月22日、ブンデスリーガ第17節最終日が開催され、原口元気が所属するヘルタ・ベルリンは敵地でレーバークーゼンと対戦し、1ー3で敗れた。ベンチスタートの原口は66分に途中出場している。
レーバークーゼン 1ー3 ヘルタ
レーバークーゼンにとっては、立ち上がりから嫌な雰囲気が漂う。5分、左CBを務めていたドラゴビッチが左太ももに異常を訴え、ピッチの外で治療。その3分後にはターが代わりに投入され、レーバークーゼンは早々に交代枠の1枚を使うはめになってしまった。
しかし12分、レーバークーゼンは右サイド高い位置でFKを獲得すると、ゴール前に送られたボールがこぼれ、チチャリートの落としたところをトプラクがネットに押し込む。少ないチャンスながらレーバークーゼンが先制点を奪った。
なかなかゴール前まで攻め込むことができないヘルタも15分、右サイドのエスワインが中央にグラウンダーパス。ゴール正面ペナルティーエリア外でトラップしたイビシェビッチが強烈なシュートを放ったが、枠を捉えることはできなかった。
さらに36分、プラッテンハートのハンドで獲得したPKを、ジャルハノーウルが冷静にゴール。レーバークーゼンがリードを2点とする。
ところが前半終了間際の44分、右CKをつなぎ、プラッテンハートの放り込んだセンタリングをブルックスがヘディングシュート。GKがはじいた跳ね返りをシュトッカーがダイレクトで決め、ヘルタが1点を返した。
1点差となって迎えた後半、最初にチャンスを作ったのはホームのレーバークーゼン。46分、右からベララビがペナルティーエリア内にグラウンダーセンタリングを入れ、チチャリートが右足を振り抜いたが、ボールは右ポストのわずかに外を流れてしまう。
レーバークーゼンのチャンスはさらに続く。56分、左CKをチチャリートが頭で合わせ、ヘルタのGKヤルステインが腕を伸ばすも、ボールはすり抜けゴールの方向へ。しかしカバーに入っていたプラッテンハートがライン上でクリアした。
流れは依然としてレーバークーゼンが握っていたが、ヘルタもようやく途中出場の原口から決定機を作りだす。73分、ペカリクの縦パスから原口が右サイドを突破し、低めのセンタリングを入れると、中央でシュトッカーがつぶれ、ファーサイドにフリーの状態で走り込んできたイビシェビッチが右足で合わせる。しかしこれはGKの正面に飛んでしまうミスキックとなり、ヘルタは同点にする機会を逃してしまった。