酒井「一番効く薬」、浅野「結果がほしい」
ブンデスリーガ第11節が11月4日に行われ、酒井高徳と伊藤達哉が所属するハンブルガーSVはホームで浅野拓磨が所属するシュトゥットガルトに3ー1で勝利した。試合後、フル出場した酒井と浅野がインタビューに応じた。
【酒井高徳】
ーーガッツポーズが出ました。
酒井 勝てればいいかなという感じですね。今の自分たちに勝ちは必要なので。それが一番効く薬なので。10人が相手だとしても。
ーー追いつかれた時には重い雰囲気もありました。
酒井 失点の仕方がビデオ判定だったので……。でも、そこでチーム全員が同じ気持ちを持って、「ここからまた取り返せばいいだけだ」という感じでプレーできたのは良かったと思います。
ーーピッチ上でも一体感が出ていました。
酒井 ホームだったからというのはあったかもしれない。アウェーだったら同じ状況だったとしても、分からなかった。サポーターの皆がすごくプッシュしてくれたのは感じたし、選手もそれを感じてプレーに出ていたかと思います。
ーー酒井選手が得点をする“におい”もしていました。
酒井 監督も「ボランチは必ず一人ゴール前まで入っていけ」という話をしていた。今日、やっていて気づいたのは、きつい中でもボックスに入っていくのは相手にとって危険になるということ。それがすごくいい収穫だった。行けるときは行こうかなと。(点が)取れたらいいですね。
【浅野拓磨】
ーー厳しい展開になりました。
浅野 厳しかったですね。10人になったら厳しいなというのが……。前の試合は(相手が1人退場して)有利だった。その厳しさが分かった。でも、追いついてから(失点を)防げないといけないなと。そこはチームとして守備のところで課題として残ったんじゃないかと思います。
ーー後半立ち上がりは浅野選手自身、勢いがありました。
浅野 もう、「どんどん飛び出さないと」と思っていました。負けていましたし。でも、全然良くなかった。もっともっとやらないといけないと。味方とのコンビネーションのところも難しかったので、どうすれば良かったのかな……という感じですね。
ーー自分から強く言っていきたいというところは?
浅野 味方も見てはくれているので、あとは精度を上げていくのと、僕の動き出しも問題があるかもしれないですし、そこは質を上げていくしかないなと。
ーー結果が一つ出れば、という感じでしょうか?
浅野 そうですね。個人としても結果が出れば勢いというのもついてくる。チームとしても、勢いづけるように、結果がほしいなと思います。
ーー今日もフル出場でした。
浅野 守備がほとんどでしたけど。それでも90分使ってもらえるというのはうれしい。その中で、どんどんやらないといけないと思います。