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フランクフルト“魔法のトライアングル”を検証

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長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトの攻撃をけん引する、“魔法のトライアングル”ことアンテ・レビッチ、ルカ・ヨヴィッチ、セバスティアン・アレ。彼らのコンビネーションがどのように機能しているのか、動画で分析した(上部動画の音声は独語、下記本文は翻訳と説明文)。

・今季ブンデスリーガで驚きを与えているクラブの1つがフランクフルト。同クラブで攻撃をつかさどる3人は、魔法の瞬間を作り出してくれる。

・“魔法のトライアングル”はかつてシュトゥットガルトにも存在していた。クラシミール・バラコフ、ジオバネ・エウベル、そして残る一人が現在フランクフルトで取締役を務めるフレディ・ボビッチだ。

・ボビッチ「彼ら(レビッチ、ヨヴィッチ、アレ)3人はポテンシャルを秘めており、プレーの質も高いです。ブンデスリーガで特別な存在になるほどの才能を持っています」

・まず紹介する(0分37秒の)シーンでは、3人のFWがそれぞれ2つの方向に向かって動いている。第一のターゲットでありヘディングに強いアレは自陣の方向に動く。レビッチとヨヴィッチはこぼれ球を狙い、相手ゴールの方向へ向かって走り出す。

・続いて(1分0秒)の例はシュトゥットガルト戦。相手の3バックに対し、3人はコンパクトな距離を保つ。シュトゥットガルトのボランチとウイングバックは比較的近いポジションにいるものの、この時点ではボールウォッチャーとなっており、3バックをサポートできる位置にはいない。レビッチがホルガー・バートシュトゥーバーとの1対1に勝利した段階で、他の2人も一気に前へ進んでいく。

・現在(※第11節終了時)8ゴール5アシストのアレ「我々はこれからもこのように協力し合いながら、エネルギーを出してプレーしていかなければなりません。我々のチームは素晴らしいと思います」

・次(1分49秒)の例はシャルケ戦。両サイドがワイドに開くタイプの3トップとは違い、彼ら3人は近い距離を保っている。こうすることで、ボールを失った後も連動して人数をかけながら相手のDFにプレッシャーをかけることが可能。ボールを奪った後は素早く前線へボールを運び、ヨヴィッチがゴールを決めた。これでヨヴィッチは(※第11節終了時で)9ゴール。得点ランキング首位を走っている。

・アディ・ヒュッター監督「前線に構える彼らは素晴らしいです。どんな時でも、コンビネーションでゴールを奪う能力があります。彼らのプレーを見ているのは楽しいですね」

・3人はパーフェクトなタイミングでパスを出し、局面を打開していく。(2分50秒のシーンでは)シャルケの3バックに対し、フランクフルト前線の3人は2つのパスコースを作り出した。ゴール前でボールを持ったヨヴィッチにもパスコースは2つあったが、彼は自らシュートを打つことを選択した。(第11節終了現在で)前線の3人だけで計21得点を叩き出している。

・ボビッチ「もちろん道は長く、一歩一歩進んでいかなければなりません。もしシーズンを通してこのような活躍を続けることができれば、その時は“魔法のトライアングル”と名付けてもいいかもしれませんね」

・アレ、ヨヴィッチ、レビッチの3人は、フランクフルトに欧州カップ戦への希望と魔法の瞬間をもたらしてくれる存在だ。