今季初タイトルで復調をアピール。王者バイエルンが底力を発揮
昨季のリーグ王者バイエルン・ミュンヘンが8月5日に行われたドイツ・スーパーカップでPK戦の末にドルトムントを退け、今季最初のタイトルを獲得した。
敵地で宿敵を下し、トリプルの喜び
試合後のドレッシングルームは喜びの歌声に包まれ、すっかり祝宴モードになっていた。それもそのはず、バイエルンは土壇場の88分に相手のオウンゴールで試合を振り出しに戻し、PK戦を5-4でモノにして大会連覇を成し遂げた。最大のライバルとのシーズン第1ラウンドを制しただけでなく、5回で並んでいた大会優勝回数でも単独トップに浮上。表彰式で選手たちが高々とトロフィーを掲げると、観客席では歓喜のウェーブが始まった。
PK戦で2本のシュートを止め、マッチウィナーとなったGKのスベン・ウルライヒは、「うれしい理由はたくさんある。公認タイトルの一つだし、相手は宿敵ドルトムント。しかも僕らにとってはアウェー戦だったしね」と、三重の喜びに興奮気味だった。古巣対戦となったマッツ・フメルスも、「ドルトムント戦はいつもすごい試合になるし、レベルが高い。だからこそ、勝てたことがうれしいんだ」と、特別な一戦を制したことを喜んだ。