ドルトムント、敗戦も大きな前進
8月5日に行われたドイツ・スーパーカップで、ドルトムントはバイエルン・ミュンヘンにPK戦の末に敗れ、2012年以来となる同大会のタイトル獲得を逃した。
敗戦の中で見えた課題
ペーター・ボス監督は試合後、やや厳しい言葉を発した。「簡単にボールを失うシーンが多すぎた。そこからプレスを掛けに行ってもピッチが広すぎる。もう少しコンパクトな陣形をとっていればバイエルンを苦しめられたはず。そこを改善していかないと」
前半は4ー3ー3の攻撃的なシステムで戦ったが、ハイラインの裏を取られて危険な場面を作られるシーンも目立った。また、最終ラインと中盤の距離が遠く、自陣でのボールロストからピンチを招くこともあった。
もっとも、ソクラティスは改善点があることは認めながらも、「練習を始めて1カ月しか経っていない。もう少し時間が必要なのは当然だ」と焦りがないことを強調。実際、この試合では随所でいい動きも見られ、ボス監督の戦術の柱である強力なプレスがチームの大きな武器になり得ることを示した。