ドルトムント育成コーディネーター、リッケン氏インタビュー
14才でドルトムントの下部組織に加入し、トップチームデビュー後は3度のリーグ優勝、1度の欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝、そして2度のドイツ・スーパーカップ制覇を達成したラース・リッケン氏。同氏は引退後の2008年からドルトムントの育成部コーディネーターを務め、今もなお同クラブのために身を粉にしている。スーパーカップを目前に控えた中、当サイト独語版はリッケン氏との独占インタビューを敢行。スーパーカップをはじめ、ゲッツェの復帰、バイエルン・ミュンヘンのアンチェロッティ新監督について語ってもらった。
――あなたにとって、ことしのドイツ・スーパーカップの位置づけはどのようなものでしょうか?
リッケン バイエルンもドルトムントもスーパーカップに真剣に臨むだろう。近年を見ると、多くの場合はリーグ優勝クラブがスーパーカップで勝てていない。だから我々が少し有利かもしれないね。もちろん緊迫した試合になることを期待しているよ。それにゲッツェは元バイエルンの選手、フメルスは元ドルトムントの選手だ。それだけでも十分、緊張感のある試合になると思う。プレシーズンの単なる練習試合、とはならないはずだ。
――チケットも完売だそうですね。
リッケン 我々のファンも、再びシーズンが始まることを待ち切れないんだ。もう夏休みは十分だ。きっとスーパーカップは彼らに最高のものを与えてくれるだろう。
――あなた個人は、特にどの部分を楽しみにしてますか?
リッケン きっと今季のブンデスリーガでは、我々が最もわくわくするような選手層なんじゃないかな。確かに痛手となる放出もあったけれど、我々は非常に興味深く、そして賢い補強をすることができた。