大躍進ヘルタのエース、カルー「本領を発揮」
昨季は最終節まで残留争いをし、降格圏内ギリギリの15位でシーズンを終えた原口元気が所属するヘルタ・ベルリンだが、今季は何かが違う。前半戦を終えて10勝2分5敗で3位につけ、このままいけば欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得も夢ではない。ここまで9得点を挙げ、ヘルタの攻撃力を牽引するエースのサロモン・カルーが、チーム好調の理由を当サイトドイツ語版のインタビューで明かしてくれた。
——サロモン・カルー選手、前半戦のヘルタの大躍進の理由を教えてください。
カルー 第一に、前節のマインツ戦のようにホームでの応援がどんどん増えていることですかね。オリンピア・シュターディオンで勝つたびに、自信がつきます。それにより、アウェーでもリラックスし、うまく試合に入ることができるんです。
——好調の起爆剤となった試合はあったのでしょうか?
カルー プレシーズンが現在の土台となっていると思います。そのときすでに、自分たちはもっとうまくプレーでき、良いシーズンになるだろうという予感がしてたんです。例えば、昨季は中盤の選手のクオリティーに欠け、なかなかシュートチャンスをつくることができませんでした。今季はそこが改善されていますし、敵陣で危険な場面を多くつくっています。FWの自分やベダド・イビシェビッチにとっては、ポテンシャルを発揮するのが精神的にもとても楽です。