ブンデスリーガ第15節でここまで無敗だったバイエルン・ミュンヘンがついに負けを喫した。王者を倒したのは、第5節終了後の監督交代から破竹の快進撃を見せるメンヘングラードバッハ(ボルシアMG)。これでボルシアMGは10試合負けなしとなり、一時は最下位で足踏みをしていたにもかかわらず、順位を3位まで上げた。試合後、チームの3点目を決めたドイツ生まれ、ドイツ育ちのアメリカ代表DFファビアン・ジョンソンがインタビューに答えた。

——ファビアン・ジョンソン選手、おめでとうございます。1860ミュンヘンの元選手として、特に感慨深いのではないでしょうか?

ジョンソン 1860ミュンヘンのユニフォームを着て、これが「ミュンヘンダービー」だったらもっと良かったかもしれませんね(笑)もちろん、自分たちは勝ち点3を獲得できてとても喜んでいます。これはチームの成果によるものですし、自分たちは勝利に値すると思います。

——ミュンヘン出身ということで、友人の多くにバイエルンのファンがいると思います。試合前の反響はいかがでしたか?

ジョンソン 当たり前ですよ。みんな、僕を応援してくれていました。

「勝つことが不可能ではないことは分かっていた」

© DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA

——前節のホッフェンハイム戦では2ゴールを挙げ、今節のバイエルン戦でも得点しました。ストライカーとしてのキャリアが始まりましたね。

ジョンソン まぁ、そう見えますけどね。きょうは自分自身でも少し驚きました。今後もこのようにうまくいけば、得点という形でチームの力になれるのでうれしいです。

——きょうはDFというより、守備的MFの位置でのプレーでした。どのような戦術だったのですか?

ジョンソン バイエルンが中央と(ボルシアMG)のゴール付近の間でパスを回すことは分かっていたので、自分たちは中央にとどまりたかったんです。きょうの自分たちは守備でも攻撃においても、うまく行き来できたと思います。

——フレキシブルな戦術がボルシアMGの新たな強みのようです。

ジョンソン 確かにそうですね。ホッフェンハイム戦の終盤でも3-5-2のフォーメーションでしたし、うまくいきました。きょうの試合もまた機能しましたし、それどころかもっと良かった。新しいオプションが増えて、うれしいです。

——きょうの試合ではダメ押しの3点目を奪いました。とはいえ、それでもまだ不安はありましたか?

ジョンソン 昨季もバイエルンに勝っていましたし、勝つことが不可能ではないことは分かっていました。バイエルンは打ち負かせない相手ではありません。ただ、それにはハードワークが必要です。

——前半でリードを許さなかったことは重要でしたか? ボルシアMGにとってラッキーな場面も何回かありました。

ジョンソン バイエルンは試合開始直後であっても、試合終了直前であっても、いつでも危険です。彼らは常にチャンスをつくりますから。運はいつでも必要ですし、きょうはほんのちょっぴりそれがありましたね。

「失うものはない」

——12月8日には欧州チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第6節でマンチェスター・シティー(イングランド)とのアウェー戦が控えています。CLはすでに敗退が決まっていますが、この試合に勝てば欧州リーグ(EL)ノックアウトステージへの出場権が獲得できます。バイエルンに勝利した後とあり、この対戦はボルシアMGが有利との見方が出ていますが。

ジョンソン それは過大評価でしょう。この数週間で自分たちは自信をつけましたし、その自信とともにマンチェスターに乗り込みます。きょうのバイエルン戦のように、失うものはありません。ELの出場権を獲得したいと思います。

——5連敗というチーム史上最悪の開幕スタートを切ったにもかかわらず、現在はバイエルンを打ち負かすまでになりました。

ジョンソン 自分たちに何ができるか分かっていますし、それに応じた自信もあります。前へ後ろへと果敢にプレーしますし、引くことはありません。バイエルンとの戦いでは多くのチームが完全に引きますよね。自分たちは、自分たちのプレーをしたのです。それが今の自分たちの特長ですし、功を奏しました。とはいえ、この勝利も勝ち点は他の試合と同じ3です。だから、これからもハードワークし、マンチェスター・シティー戦も全力を出します。