第7節でPK失敗多発の珍事発生
ブンデスリーガ第7節ではPKの多さが目を引いた。各試合合わせて10本ものPKが与えられたが、これほどの乱発は30年ぶり。しかしそれが得点につながったかというと、必ずしもそうではなかった。
過去最多のPKは1971/72シーズンの第12節に記録した12本。その時には2本及ばなかったが、今回は計10本のPKのうち、ピエールエメリック・オバメヤン(ドルトムント)、アンドレ・ハーン、ラース・シュティンドル(ともにボルシアMG)、アントニオミルコ・コーラク(ダルムシュタット)、エミル・フォースベルク(ライプツィヒ)の5選手が外すという珍記録が生まれた。
なんとも奇妙なPKラッシュ。それを象徴していたのがグラートバッハで行われた試合だ。ボルシアMGはハンブルガーSVとの一戦で2本のPKを獲得したが、ハーンが蹴った1本目はGKレネ・アドラーに阻まれ、キャプテンのシュティンドルが蹴った2本目はクロスバーを直撃。結局はスコアレスドローという結末を迎えた。
一方で、ユヌス・マリ(マインツ)とルーカス・ヒンターゼーア(インゴルシュタット)はPKキッカーとしての役目を確実に遂行。両選手ともブンデスリーガでのPK成功率は100%を誇る。