6戦8発、クルーゼの爆発
1月に1ゴール、2月も1ゴール、3月は2ゴール。そんな選手が4月に入ってこれだけゴールを量産すると予想した者は少なかったはずだ。
ブレーメンのマックス・クルーゼは、2連勝を飾った第26節のフライブルク戦と第27節のシャルケ戦でそれぞれ1ゴールを挙げると、第29節に行われたハンブルガーSVとの北部ダービーでも貴重なゴールを記録。そして、第30節のインゴルシュタット戦では圧巻の1試合4ゴールを決め、チームの10戦8勝という大躍進に貢献した。
キャリア最高の活躍は直近の試合でも続き、第31節のヘルタ・ベルリン戦でも1ゴール1アシストを記録。「ブンデスリーガ6試合で8得点」という素晴らしい成績で4月を締めくくった。
4月の欧州トップリーグでクルーゼに匹敵するゴール数を挙げたのはバルセロナ(スペイン)のFWリオネル・メッシのみ。クルーゼの活躍でブレーメンは降格候補から一気に欧州リーグ(EL)出場権を争えるチームになった。
こうなると期待されるのがドイツ代表への復帰。6月に開催されるFIFAコンフェデレーションズカップで代表に再招集される可能性も出てきた。ドイツ代表監督のヨハヒム・レーフも「彼の代表キャリアが終わったと言ったことはない」と語り、「今の素晴らしいパフォーマンスを喜んでいる」と付け加えた。クルーゼにはドイツ代表14試合で4得点という記録を塗り替えるチャンスがあるかもしれない。