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日本代表FW岡崎(中央)は新天地マインツでワントップとしてゴールを量産。チームの成績向上に大きく貢献した
日本代表FW岡崎(中央)は新天地マインツでワントップとしてゴールを量産。チームの成績向上に大きく貢献した

マインツの前半戦を振り返る

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第10節以降、岡崎がゴール量産で復調に貢献

開幕3連勝

マインツは今季前半戦、7勝7敗3分で勝ち点24を獲得し、9位で終了を迎えた。上位に進出したわけではないが、この結果は今夏、ストライカーのソロイを初め多数の主力がクラブを去っていった事実を考慮すると、予想以上の好成績とみてもいいだろう。イバンシツ(現レバンテ/スペイン)、カリジュリ(現ブラウンシュバイク)、リッセ、ウジャー(ともに現ケルン)らが他クラブへ移籍したことで、開幕前は戦力ダウンが危惧されていた。

序盤は開幕3連勝に続いて4連敗を喫する波乱の展開となったが、10月下旬以降はコンスタントに勝ち点が取れるようになる。そしてハンブルガーSVとの年内最終戦では、岡崎の2ゴール1アシストで勝利を収め、この上なく理想的な形で前半戦を締めくくった。この結果にスポーツディレクターのハイデル氏も「うちのチームは素晴らしい試合を披露してくれた。最高だね」と喜びを表現した。

前半戦での予想を上回る好成績にも表れているように、マインツは今夏の主力流出をうまく埋め合わせたといえる。トゥヘル監督の下、1部での5季目となる今季も残留へ向け着実に前進しており、2部で過ごした日々はすでに遠い過去の話のようだ。

今季開幕の3連勝は印象的だった。サポーターはこの快進撃を、ソロイ、ホルトビー(現トッテナム/イングランド)やシュアレ(チェルシー/イングランド)らを中心に開幕7連勝を果たし、最終的に欧州リーグ出場権を勝ち取った2010/11シーズンと重ね合わせた。しかし第4節からの4連敗、2部ケルンとのDFB杯2回戦での敗戦により、雰囲気は一転する。

急に不調に陥った理由としては、主力に故障者が出たことが挙げられる。ボランチのバウムガートリンガーが長期離脱したほか、FWチュポモティング、MFニコライ・ミュラー、MFソトも短期欠場を強いられた。選手層の厚くないマインツにとっては、この主力離脱は大きな痛手となった。

岡崎の開花


トゥヘル監督は前半戦でカギを握った試合として、2-0で勝利した昇格組ブラウンシュバイクとの第10節を挙げた。さらに1-0で勝利した第12節フランクフルト戦も含めて、仮にそこで敗戦していたら残留争いに巻き込まれていただろうと予想する。

岡崎が、マインツの復調に大きく貢献したことは誰の目にも明らかだろう。マインツが7戦ぶりに勝利を収めた第10節ブラウンシュバイク戦以降、8試合で7ゴールを決めている。また守備的MFガイスも視野の広さを生かし、20歳とは思えない円熟したプレーでチームを引っ張る。

開幕からの4試合で5得点を挙げたニコライ・ミュラーは、途中から足首のけがに悩まされ得点を伸ばすことができなかった。しかしミュラーが後半戦で復調すれば、マインツはさらに順位を上げることができるかもしれない。

Tobias Schächter (トビアス・シェヒター)