リベリ 「ことし最も重要な試合」
第13節ドルトムント対バイエルンを前にリベリが意気込みを語る
ブンデスリーガ第13節2日目の11月23日は、第12節を終えて首位のバイエルンとそれを勝ち点差4で追うドルトムントによる頂上決戦が行われる。バイエルンのがブンデスリーガ公式サイトとのインタビュー中で、この一戦、バロンドール、そしてワールドカップ(W杯)プレーオフについて語った。
――バイエルンは第12節でアウクスブルクに3−0で勝ち、リーグ37戦無敗です。これで1983年にハンブルガーSVが樹立した36無敗の記録を更新したことになりますが、どういう心境ですか。
リベリ 記録更新はいつも素晴らしいことです。バイエルンのいいところは、ほとんどの試合で勝利していて、ほとんど負けていないというところです。この記録をなるべく伸ばすために、チームみんなでこれからも全力を尽くしますよ。
――次節は敵地ドルトムントでの重要な試合ですが。
リベリ その試合は間違いなくことし最も重要な試合になります。すごく楽しみにしていますし、そこで勝てばドルトムントに勝ち点差7がつくことになります。こうなれば優勝争いにおいては決定的ですね。
――ドルトムントで勝つために、何が重要になってきますか。
リベリ 我慢してプレーしなければならないでしょうね。焦らず、自分たちのチャンスを生かすことです。でも特にボールを失わないようにすることが一番大切だと思います。ドルトムントはカウンターがすごく得意ですから。
――前回ご自身が出場した試合で、バイエルンが負けた時のことを覚えていますか?
リベリ 正直言って、まったく覚えていません。かなり前のことですから。
――前回の敗北は2012年4月です。ドルトムントに0−1で負けました。
リベリ (笑)じゃあ、それが悪い前兆でないことを願うばかりですね。
――ご自身はここ最近はとても調子が良さそうですね。アウクスブルク戦でもFKから素晴らしいゴールを決めました。
リベリ あのFKを蹴る前、とてもいい感触がしたんです。どうしても蹴りたかったんです。蹴るちょっと前にゲッツェが私に下を狙った方がいいと言ったんですが、最後の瞬間に違う方向に決めたんです。そして思いっきり振りぬいた時はすでに入ると分かってました。右に小さな隙間が見えていて、狙った通りに入りました。
――そういう瞬間、バロンドールのタイトルについて考えますか。
リベリ もちろん、試合中によくそのことを考えます。世界ベストプレーヤーに選ばれるためには、これからもいいプレーを続けなければならないということも分かっています。私はプレッシャーなく楽しんでプレーしたいんです。でももちろん、そのタイトルが絶対に欲しいという気持ちもあります。
――フランス代表のホープという立場をどのように受け止めていらっしゃいますか。
リベリ こういうプレッシャーを受け止めるのは常に難しいことです。でも私はこれまでの経験で、このままいいプレーを続けること、そして決定的なアクセントを添えることが大事なんだと思っています。今回もそうするつもりです。
――フランスが出場しないW杯になったら、いったいどうなってしまうんでしょうか。
リベリ W杯に行けないということは1秒も考えたことはありません。まったく想像できないことです。ブラジル行きのチケットを手にできると確信しています。