ニュルンベルク逆転勝利
清武は右ふくらはぎ打撲でベンチ外
デュッセルドルフ 1-2 ニュルンベルク
ブンデスリーガ第33節は5月11日、各地で9試合が行われ、FWが所属するデュッセルドルフは本拠地で日本代表MFとMFのニュルンベルクと対戦。アウェーで臨んだニュルンベルクが前半に先制を許したものの、後半の2得点で逆転に成功し、5戦ぶりの勝利をつかみ取った。清武は9日の練習中に右ふくらはぎを打撲。この日は大事を取って、ベンチ外となった。大前と金崎はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。
清武インタビュー動画へ、デュッセルドルフ戦を終えて
シャルケ対シュトゥットガルトの記事へ
その他7試合の記事へ
この試合の公式データへ
この一戦は3連敗中のデュッセルドルフと4連敗中のニュルンベルクが顔を合わせ、シーズン終了を前に成績不振に苦しむ2チームの対戦となった。デュッセルドルフに関しては、ここ10試合で7敗3分と勝ち星がなく、15位まで後退。16位アウクスブルクと17位ホッフェンハイムには一発逆転が可能な位置まで差を詰められ、残留争いのプレッシャーがかかる中での試合となった。
序盤はややデュッセルドルフ優勢で試合が進んでいくが、お互い前線で効果的なプレーができず、チャンスを作れない時間が続く。均衡が崩れたのは22分、デュッセルドルフが左からパスをつないでサイドチェンジすると、ペナルティエリア右で受けたMFランバーツが粘り強くキープし、振り向きざまにシュート性の鋭いクロスを入れる。これは味方選手には合わなかったものの、クリアしようと飛び込んだ相手のバリッチのオウンゴールを誘った。劣勢に陥ったニュルンベルクは30分、カウンターからエスワインが早いタイミングで見事なクロスを入れると、絶好のシュートチャンスに。しかし、ボレーを試みたMFマクがボールをとらえられず、シュートは大きく枠を外れた。前半はデュッセルドルフの1点リードで終了。
後半はニュルンベルクが攻勢に出る。最初のチャンスは53分、MFメンドラーがGKと1対1のシュートチャンスでループシュートを放ち、ゴール左に惜しくも外す。しかしその5分後、待望の同点弾が決まる。DFクローゼからの左クロスをマクが柔らかくトラップし、ゴール左に鋭いシュートを突き刺した。1-1としたニュルンベルクは64分にも、途中出場のDFプラッテンハートがFKを直接決め、逆転に成功。ニュルンベルクはこの後も追加点のチャンスを作るなど試合の主導権を握ると、2-1で逃げ切った。勝利は第28節マインツ戦以来、5戦ぶり。デュッセルドルフは4連敗となり、勝ち星のない期間が11試合へと延びた。