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乾のフランクフルトは下位デュッセルドルフ相手に30分、50分とゴールを奪う
乾のフランクフルトは下位デュッセルドルフ相手に30分、50分とゴールを奪う

フランクフルト

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左MFで先発の乾は2点目をアシスト

フランクフルト 3-1 デュッセルドルフ

ブンデスリーガ第32節2日目は5月4日、ドルトムントバイエルンのほか、各地で下記の5試合が行われた。



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乾、大前の試合後インタビューへ

日本代表MF乾貴士が所属するフランクフルトは、本拠にFW大前元紀デュッセルドルフを迎え、3-1で下した。乾は左MFで先発出場。50分にCKからラキッチのゴールをアシストしたほか、巧みなボールキープで味方の攻め上がりを引き出すなど奮闘したが、68分に交代した。大前はトップ下のポジションでフル出場。豊富な運動量で前線を動きまわったものの、決定的な仕事をすることはできなかった。

立ち上がりから攻勢に出たのは、ホームのフランクフルト。DFユングが好タイミングでオーバーラップを繰り返し、チャンスを作り出す。4分にはそのユングの折り返しをMFローデがダイレクトで合わせるも、ここはデュッセルドルフDFがブロック。13分にはまたしてもユングのクロスにFWマイヤーがダイレクトで合わせたが、わずかに枠を外す。デュッセルドルフは守備では出足が遅く、攻撃も単発でボールを上手く前線に運べない。17分、大前がMFクルーズのパスを受けてシュートにいくが、相手DFにブロックされる。試合のペースをつかんだフランクフルトは、30分に先制ゴールを挙げる。FWラキッチのシュートはGKがなんとか反応するが、そのこぼれ球をFWマイヤーが押し込んだ。その後もフランクフルトがゲームの流れをコントロールし、前半を終える。

後半も主導権を握るフランクフルトは、50分に追加点を挙げる。乾が蹴った右CKに、ラキッチがヘディングで合わせた。反撃に出たいデュッセルドルフは58分、攻撃の選手を2人投入し、攻撃的な布陣をとる。65分、74分に途中出場のMFランバーツがミドルシュートを放つなど、少しずつリズムをつかみだす。78分にはフランクフルトのパスミスを拾ったシャヒンが、単独ドリブルで持ち込み落ち着いてゴールを決める。同点に追いつきたいデュッセルドルフはさらに猛攻に出るが、フランクフルトは87分にマイヤーがこの日2点目となるゴールを挙げ、試合を決めた。



シュトゥットガルト 0-2 フュルト


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岡崎、酒井の試合後インタビューへ

日本代表FW岡崎慎司と同DF酒井高徳が所属するシュトゥットガルトは本拠地でフュルトと対戦。前半は押したものの、後半に酒井のオウンゴールで失点すると、終了間際にも追加点を決められ0-2で敗れた。酒井は右サイドバックでフル出場。岡崎は4試合ぶりに先発入りし、2トップの一角で67分までプレーした。

前節では残留争いの渦中にある下位アウクスブルクを相手に不覚を取り、0-3と完敗したシュトゥットガルト。前回に引き続き下位との対戦となった今節では、エースのFWイビシェビッチが累積警告で欠場したため、4-4-2のツートップに岡崎とハーニクが入った。前半はシュトゥットガルトが優位に試合を進める。最初のチャンスは11分、酒井が右サイドからクロスを入れ、ハーニクがファーサイドでヘディングで合わせた。これは惜しくもゴール左に外れるものの、18分には次の決定機が生まれる。しかし、ここでもFKからのクロスに頭で合わせた岡崎のシュートはクロスバーを大きく越えていく。

押しながらも決め手を欠く時間が続く中で、シュトゥットガルトが前半最大のチャンスを迎えたのは38分、MFトラオレがクイックスタートされたFKからのスルーパスに合わせて、ペナルティエリア右へ抜け出すと、GKと1対1の絶好機に。しかし、トラオレの巻くようなシュートは左ポストに嫌われるという不運に見舞われ、先制ゴールにはならなかった。前半は両チーム無得点で終了する。

後半は開始直後の51分、ついに試合が動く。フュルトのFKから、MFプリプが浮き球のスルーパスに合わせてゴール前へ走り込むと、絶好のシュートチャンスに。後方から競った酒井がクリアを試みるが、このクリアが運悪くオウンゴールになった。劣勢に陥ったシュトゥットガルトは64分、FKからハーニクがバックヘッドでゴールを狙う。しかし、GKヘスルの好セーブに阻まれると、その5分後には大ピンチに。FWジュルジッチがゴール前でスルーパスを受け、GKウルライヒをドリブルでかわすと無人のゴールにシュートを放った。これがゴールポストに嫌われたことでシュトゥットガルトは救われたが、76分にはDFリューディガーがペナルティエリア内でファウルを犯し一発退場。PKはこの試合でリーグ戦での連続出場が100試合目となるGKウルライヒが辛うじてセーブしたものの、白熱した雰囲気の中で80分には酒井が今季5度目の警告を受け、次節での欠場が決まる。

シュトゥットガルトはここから何度か同点のチャンスを作り出すが、最後まで1点が取れず。逆に89分、途中出場のFWアゼミに追加点を奪われ、0-2で敗戦した。下位相手に痛恨の連敗となる。フュルトは来季での2部降格がすでに決まっているものの、今季の4勝目を挙げた。



ニュルンベルク 0-2 レーバークーゼン


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日本代表MF清武弘嗣とMF金崎夢生が所属するニュルンベルクは本拠地で細貝萌レーバークーゼンと対戦。前半と後半に1点ずつ失点し、0-2で4連敗となる敗戦を喫した。清武はトップ下でフル出場。金崎と細貝の両者は、ベンチ入りしなかった。

前半は2連勝と好調のレーバークーゼンが主導権を握る。均衡が破れたのは26分、CKからレーバークーゼンのDF トプラクがヘディングシュートを決め、先制点を奪った。ニュルンベルクは攻撃でリズムに乗ることができず、前半は無得点のまま終了。それでも攻め込まれる中で1点差に抑え、後半での巻き返しに望みをつないだ。しかし、後半も得点したのはレーバークーゼン。62分、相手のDFニルソンのハンドから得たPKをFW キースリング が落ち着いて沈め、得点王争いでドルトムントのレバンドフスキに並ぶ今季23点目を決めた。試合は2-0でレーバークーゼンが勝利し、連勝を3に伸ばすと同時に4位シャルケとの勝ち点差を7に広げ、今季3位以上での終了が確定。来季におけるCL本戦出場権の獲得を確実にした。



ハノーファー 2-2 マインツ


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日本代表DF酒井宏樹ハノーファーは、本拠でマインツを迎え撃った。酒井は2戦連続で右サイドバックとして先発入りを果たした。

ハノーファーのスロムカ監督は、来季欧州リーグ(EL)出場権を獲得できる6位以内を狙うと公言しており、順位の並ぶマインツとの一戦は確実に抑えたいところだ。しかし先制したのはマインツ。25分にミュラーシュラウドラフのパスミスを見逃さず、ボールを奪うとドリブルで持ち込み15mから右隅に蹴り込んだ。ハノーファーも36分にソビアクが意地の一発。シュティンドルのクロスに頭で合わせると、試合を振り出しに戻した。

後半はどちらも譲らぬ展開が続くが、65分、ハノーファーのシュルツがこの試合2枚目のイエローカードで退場処分に。ハノーファーは数敵不利の状態となる。しかし70分にはエースのジュフが貴重な追加点を挙げ、2-1と勝ち越す。このまま守り切りたいハノーファーだったが、79分には再びミュラーにゴールを許し、2-2に追いつかれる。そのまま追加点はないまま、勝ち点1を分け合う結果となった。



ブレーメン 2-2 ホッフェンハイム


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MF宇佐美貴史ホッフェンハイムは、敵地でブレーメンと引き分けた。今期限りで退団の決まっている宇佐美はメンバー外だった。

1部残留をかけた直接対決で、先手を取ったのはホームのブレーメン。2分、MF ハントがPKを落ち着いて決めた。幸先よく先制したブレーメンはゲームの主導権を握り、ホッフェンハイムゴールに迫る。24分には、ハントのセンタリングからMF デブロイネがゴールを決め、点差を広げる。この失点後、ホッフェンハイムはようやく積極的になり、シュートチャンスもつかむが、得点には結びつかない。

後半、ホッフェンハイムは必死に反撃に出るが、決定的なチャンスを作れないまま時間が過ぎていく。しかし85分、FWシップロックがMFサリホビッチのスルーパスで抜け出し、ゴールを挙げる。さらにロスタイム1分、再びシップロックが決めると土壇場で同点に追いついた。10戦ぶりの勝ち点3をほぼ手中にしながら、ブレーメンはまたしても勝利を取り損なった。ホッフェンハイムは1部残留に向け、貴重な勝ち点1を手にした。