Summary

  • バイエルンがチーム&個人ともに記録づくめの6連覇達成
  • ドルトムントが前節大敗のショックを振り払う快勝
  • ハンブルガーSVは絶好調シャルケを倒して最下位脱出

バイエルン・ミュンヘンが6シーズン連続27回目のブンデスリーガ制覇を達成。バイエルンに大敗したばかりのドルトムントも、シュトゥットガルトに快勝を収めて次節のシャルケ戦への準備を整えた。激しいサバイバルレースが続く残留争いでは、ハンブルガーSVが息を吹き返す16戦ぶりの勝利。いよいよ佳境に突入したブンデスリーガ第29節の5つのトピックスを振り返る。

1)祝・バイエルン6連覇達成

バイエルンが敵地でアウクスブルクを下し、5試合を残して6連覇を決めた。試合はニクラス・ズューレのオウンゴールという不測の事態で幕を開けたが、コランタン・トリッソとハメス・ロドリゲスのゴールで前半のうちにあっさり逆転。後半にはアリエン・ロッベンとサンドロ・ワーグナーが加点し、終わってみれば4ー1の快勝だった。序盤のつまずきが嘘のような独走優勝に、カールハインツ・ルンメニゲ社長は、「昨年の秋は(ドルトムントに)勝ち点5差をつけられていたが、選手たちは大きなことを成し遂げてくれた。このチームが持つキャラクターは最高のもの」と惜しみない賛辞を送った。

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2)リベリ&ハインケス監督、記録に残るリーグ制覇

フランク・リベリにとって35回目の誕生日は特別な1日になった。自身8度目のリーグ制覇はフィリップ・ラーム、バスティアン・シュバインシュタイガー、オリバー・カーン、メーメット・ショルと並んで歴代最多タイ、外国籍選手では単独最多の偉業。試合後には敵地まで応援に駆けつけたサポーターから盛大な祝福を受けた。一方、見事な手腕でチームを立て直したユップ・ハインケス監督もブンデスリーガ史に残る偉大な記録を打ち立てた。72歳でのブンデスリーガ制覇は歴代最年長、68歳だった2013年に自らが樹立した記録を4年更新した。

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3)ドルトムント、ダービーに向けてリハビリ完了!

前節バイエルン相手に0ー6の大敗を喫したドルトムントが、シュトゥットガルトを3ー0で下して次節の“ルール・ダービー”に弾みをつけた。2位シャルケが最下位ハンブルクに敗れたことで、ライバルとの勝ち点差はわずか「1」。ヌリ・シャヒンは「なるべく2位でシーズンを終われるよう、残り5試合を戦い抜かなくてはいけない」と決戦を見据えた。ホームで行われた今季前半戦のダービーでは、ハーフタイムまでに4点のリードを奪いながら後半に追いつかれる大失態を演じた。この悪夢を振り払うためにも今回は勝利が求められる。

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4)ラバディア監督、大きな大きな初勝利

15位ウォルフスブルクが残留に向けて貴重な勝ち点3を手にした。生き残りを懸けた14位フライブルクとの直接対決に2ー0で勝利し、自動降格圏との勝ち点差を「7」まで広げた。チームの指揮を引き受けてからようやく初白星を挙げたブルーノ・ラバディア監督は「この勝利は重要な一歩につながる大きなもの。ここからの5試合が正念場だということは誰もが分かっている。今日の試合がきっかけになってくれることを願う」と話した。この試合ではダニエル・ディダビがチーム加入後初のドッペルパックを達成。得点力不足に悩まされていたチームに2018年初の1試合複数得点をもたらした。

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5)今季も発動!? ハンブルクの驚異の残留力

第13節を最後に白星から遠ざかっていたハンブルクが、好調シャルケ相手に3ー2の逆転勝利を収めて残留へ望みをつないだ。「必ず立ち直れると信じていた。1試合勝っただけなので、歓喜にひたることなくこの先もやっていきたい」。クリスティアン・ティッツ監督は16戦ぶりの勝利の興奮を抑えるように厳しい残留争いへ目を向けた。北の名門はこの数年、残留争いの常連となってしまったが、昨季は16位で迎えた最終節で勝利を収めて土壇場で残留を勝ち取っている。シャルケ戦でチーム2点目を決めたルイス・ホルトビーも、「不可能を可能にしたい。最後の最後まで何が起きるか分かないということをこのチームは何度も経験してきた」とチームの残留力を強調した。

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