2015/16シーズン夏の補強動向(2):ケルン

【昨季の総括】

順位得点失点ボール支配率1対1勝率起用選手数       
12344044%51%23
       
2014/15シーズンのケルンは中位と下位を行き来する1年を過ごした。しかしブンデスリーガ昇格組であること、加えてペーター・シュテーガー監督の目標が開幕前から一貫して残留であったことを考慮すれば、まずまずの結果だったと言えるだろう。よく整備された強固な守備は、ブンデスリーガの舞台でも十分通用することが証明されたが、15試合でノーゴールに終わったように、攻撃面での問題はなかなか解決されなかった。

© imago / DeFodi

【期待される新戦力】
10ゴールをマークし、昨季のクラブ得点王となったアンソニー・ウジャーは他クラブへ移籍。前線の補強が至上命題となったケルンは、ブンデスリーガでの実績があるフランス人FWアントニー・モデステをホッフェンハイムから獲得した。またレンヌ(フランス)から期限付きで加入したフィリップ・ホジナーは、7月11日に行われたオスナブリュック(3部)との練習試合でハットトリックを決めるなど、早速チームにもフィット。そして「昨季の我々は、セットプレーをうまく利用できなかった」と話すシュテーガー監督の願いが叶い、プレースキックの名手ミロシュ・ヨイッチをドルトムントから完全移籍で獲得している。しかし、ドミニク・ハインツ、フレデリク・ゾーレンセンという2人のCBを補強するなど、堅守のキープにも余念はない。

【放出された主力選手】
ファンから愛されたエースFWウジャーがブレーメンへ移り、昨季32試合にフル出場したレギュラーCBケビン・ウィマーは海を渡ってイングランドへ。また2部に在籍していた一昨季は33試合に出場し、昇格後の昨シーズン出番が若干減少したダニエル・ハルファーも、出場機会を求めてカイザースラウテルンへ移籍した。

【さらなる補強の必要性】
クラブを出て行った選手の穴埋めは攻守両面でしっかりとなされており、今夏の移籍市場におけるケルンの仕事ぶりはすでに合格点。ヨルク・シュマートケCEOは「頑丈で、得点能力が高いモデステは、すでにブンデスリーガを知っている。我々の求める選手像に合致しているね。そしてホジナーはスピードと敏捷性に優れ、ゴールを奪うための本能を持っている」と補強に納得の表情を見せ、またヨイッチという精巧なキッカーを得たことについてシュテーガー監督も「攻撃面でバリエーションが増えた」と、その加入を喜んでいる。