- © imago images / Nordphoto
- © imago images / Nordphoto
bundesliga

大迫「フレッシュな気持ちと体で、サッカーを楽しめる喜びを感じている」

xwhatsappmailcopy-link

今季のブレーメンは若い才能と経験豊富なベテランがバランス良く混じり合い、シーズン後半戦に入り12戦無敗という記録を樹立した。約2カ月という長い負傷離脱を終え、4月7日のボルシアMG戦で復帰した大迫勇也に、同クラブの強みやチームメートについて語ってもらった。 ※インタビューは4月16日に行いました。

ーー大迫選手、二人目のお嬢さまの誕生、おめでとうございます!ご家族とのドイツでの生活はいかがですか?

大迫 そうですね。ブレーメンはゆっくりできる町ですし、ドイツではサッカーと家族、その二つに集中できていると思います。

ーーブレーメンのスタジアム「ヴェーザー・シュタディオン」の雰囲気については、どのような印象を受けましたか?

大迫 ケルンにいた時から雰囲気の良いスタジアムだと感じていました。今はこのチームに入って、ここをホームスタジアムとして試合ができることをすごく誇りに感じていますし、本当に楽しく、良い雰囲気の中で試合ができていると思います。

ーー怪我からの復帰戦となった第28節ボルシアMG戦で同点弾をアシストしました。このときのお気持ちは?

大迫 (52分で途中出場した時点で)0ー1と負けていたので、試合中はまず、引き分けに持っていくこと、そして勝ちにつなげていくことしか考えていなかったです。

【動画】2018/19シーズン:大迫勇也ゴール集

ーー復帰後のコンディションは?

大迫 練習を始めて、徐々にコンディションが上がってきてはいますが、復帰に2カ月かかっていたので、まだ少しかかりそうです。ただ今は、すごくフレッシュな気持ちで、そしてフレッシュな体でサッカーを楽しめる喜びっていうのを感じているので、すぐにコンディションは上がると思います。

ーー日本代表の現状についてです。ワールドカップ(W杯)ロシア大会の時と比較し、チームにどんな違いを感じますか?

大迫 うーん、若くなった。まだW杯の時のメンバーの方が安定感もあって、強かったとは思うので、これからまた3年間でしっかりと努力して成長し、W杯ロシア大会の時を上回れるようにしたいと思います。

ーー2018年度の日本の最優秀選手に選ばれました。南さつま市からの市民栄誉賞も受賞され、地元のスタジアムが「大迫勇也スタジアム」と命名されます。これらの栄誉を授かった時のお気持ちは?

大迫 もちろん周りの人の評価っていうのは嬉しいですし、誇りに思いますね。ただ、賞は賞で、これからのサッカー人生が確約されたわけでもないですし、これからの自分が大切になってくると思います。

ーーマックス・クルーゼ、ヨハネス・エゲシュタイン、そしてクラウディオ・ピサロなど、ブレーメンは多くの素晴らしいフォワードを擁しています。その中で、大迫選手はご自身の役割をどう見ていますか?

大迫 いい選手が本当にたくさんいて、その中で競争することは選手としても刺激的な毎日ですし、成長できる環境だと思います。もっともっと自分の出場時間を増やしていきたいし、もちろんポジションも取り返していきたいと思っています。

ファン投票実施中!ブンデスリーガ公式「チーム・オブ・ザ・シーズン」

ーーフローリアン・コーフェルト監督は、大迫選手に何を求めていると思いますか?

大迫 ゴールにつながるプレーもそうだし、その前の流れのプレーっていうのは常日頃から言われていることです。求められていることはたくさんありますけど、すごくシンプルに、分かりやすく指導してくれるので、僕も迷いなくプレーできています。

ーーコーフェルト監督は、ドイツで2018年の最優秀監督に選ばれました。大迫選手にとっても、嬉しいニュースだったのではないでしょうか?

大迫 すごいことだと思いますし、その賞を受け取るに値することを監督はこの1年間やってきたと思います。彼と一緒に仕事をすることは、僕ら選手にとってもすごく勉強になる。本当にいろいろなことを学ぶ日々を過ごせています。

ーー40歳を迎えたピサロ選手は、大迫選手から見てどんな選手ですか?

大迫 まず、40歳までブンデスリーガでプレーしているっていうことがもう信じられないです。やっぱり、ここまで続けてこられる人間性の良さっていうのがすごくあるので、尊敬できる選手だし、本当にすごいなと。その一言です。

ーーブレーメンの2019年に入ってからの強さの秘密は?

大迫 しっかりと一人一人が勇気を持ってプレーしていること、前に向かってプレーしているっていうことが、すごく大きいんじゃないかなと思います。それプラス、クオリティーを持った選手が各ポジションにいるので、やっていても心強いですし、僕も、もっともっと周りとの違いを試合の中で見せていきたいと思います。最後まで、ヨーロッパリーグという自分たちの目標のために、頑張りたいです。

ーーブンデスリーガに挑戦の場を移されてから、これまでのご経験の中で一番心に残っている瞬間は?

大迫 マインツ戦で、ヨーロッパリーグ出場を決めたゴールかな。ケルンに所属していた時のゴールですけど、スタジアムのサポーターや選手との一体感を感じられた試合だったので、すごく覚えています。

ブレーメンの大迫勇也選手、お誕生日おめでとう! - DFL Deutsche Fußball Liga GmbH