- © imago images
- © imago images
bundesliga

第34節の注目カード(1):ブレーメン対ケルン

xwhatsappmailcopy-link

6月27日に行われるブンデスリーガ第34節で、大迫勇也が所属するブレーメンはホームでケルンと対戦する。17位のブレーメンが降格を回避するためには「勝利」が最低条件。運命の最終節に挑むブレーメンの状況と両チームの予想ラインナップをまとめた。

ブンデスリーガ創設初年度からリーグに名を連ね、4度の優勝を誇る名門ブレーメンが、クラブ史上2度目の2部降格の危機に瀕している。1試合を残して順位は降格圏の17位(勝ち点28)。すでに15位までの自動残留枠が埋まっており、残留のためには入れ替え戦に回る16位へ浮上しなければならない。

前節終了時点で16位フォルトゥナ・デュッセルドルフとの勝ち点差は「2」。ブレーメンが逆転するためには勝利が必須であり、その上でデュッセルドルフが敗れなければならない。また、デュッセルドルフが引き分けた場合は両チームが勝ち点31で並ぶが、得失点差はデュッセルドルフが「-28」、ブレーメンが「-32」だから、逆転の条件は「4点差以上での勝利」となる。

- Getty Images

しかし、現在のブレーメンにとって「4点差以上での勝利」はかなり難しいミッションとなるだろう。最終節はホームで行われるが、今季はそのホームの戦績がリーグワーストの1勝2分け12敗。ホームでは直近10試合でわずかに1点しか奪えていない。また、ケルンとのブンデスリーガ過去10試合の対戦戦績も1勝6分け3敗。相性的に分が悪い相手と戦わなければならない。

そんな状況下で勝利のカギを握るのはやはり攻撃陣だろう。昨年12月のバイエルン・ミュンヘン戦を最後に1321分間ノーゴールのミロト・ラシツァ、古巣対戦に挑むレオナルド・ビッテンコートと大迫、そして今季限りでの引退を表明しているクラウディオ・ピサーロ。残留への可能性を残すためには彼らの奮起が不可欠となる。

プレーオフに進出し、“レジェンド”ピサーロの現役生活をもう2試合引き延ばすことができるか。27日22時30分(日本時間)、ブレーメンにとっての運命の一戦が幕を開ける。

【予想ラインナップ】
ブレーメン(3ー4ー3)
パブレンカ;ヴェリコヴィッチ、フォクト、モイサンデル;ゲブレセラシェ、M・エゲシュタイン、クラーセン、アウグスティンソン;ビッテンコート、サージェント、大迫

ケルン(4ー2ー3ー1)
ホルン;エヒジブエ、ボルナウ、チヒョス、カッターバッハ;スキリ、ヘーガー;ドレクスラー、ウート、ヤコブス;コルドバ