第33節の注目カード（2）：マインツ対ブレーメン
6月20日に行われるブンデスリーガ第33節で、大迫勇也が所属するブレーメンは敵地でマインツと対戦する。15位と17位のチームによる残留を懸けた直接対決。両チームの状況と予想ラインナップをまとめた。
ブレーメンは今、クラブ史上最も重要な局面を迎えている。第32節終了時点で勝ち点28の17位。残留圏と勝ち点6差、昇降格プレーオフに回る16位とは勝ち点1差あり、今節敗れ、16位フォルトゥナ・デュッセルドルフが勝利してしまうと1979/80シーズン以来2度目の2部降格を余儀なくされる。
今季はホームゲームの戦績が振るわず（1勝2分け12敗）、第16節終了時に降格圏に沈んでからは一度もボトム3を抜け出せていない。5月のリーグ再開後はしぶとくポイントを重ねて何度か降格圏脱出のチャンスをつかんだが、要所で勝ちきれずついに後がない状況へと追い込まれてしまった。
すでに12位ウニオン・ベルリンまでが残留を決め、残された自動残留の枠はあと3つとなった。勝ち点35の13位ケルンと14位アウクスブルクもよほどのことがなければ残留は堅く、実質的に15位以下の3チームによる争いとなる。
それでも今節の対戦相手が15位マインツであることはブレーメンにとって不幸中の幸いだったと言える。この直接対決を制することができれば、最終節まで残留の望みをつなぐことができる。しかもブレーメンはアウェー3連勝中でマインツはホーム3連敗中、さらに両チームの過去20回の対戦ではアウェーチームが11勝（5分け4敗）と、アウェー有利のデータが残っている。
対するマインツは2位ドルトムントから金星を挙げた前節の勢いを生かし、一気に残留を決めてしまいたいところ。ただし仮に敗戦となれば、最終節まで残留争いに巻き込まれることになる。
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【予想ラインナップ】
マインツ（4ー2ー3ー1）
ミュラー；バク、シンジュステ、ニアカテ、ブロジンスキ；クンデ、ラッツァ；エズトゥナリ、ボエチウス、クアイソン；マテタ
ブレーメン（3ー1ー4ー2）
パブレンカ；ヴェリコヴィッチ、フォクト、モイサンデル：M・エゲシュタイン；ゲブレセラシェ、ビッテンコート、クラーセン、アウグスティンソン；大迫、ラシツァ
