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ブンデスリーガ挑戦記:オランダ編

ブンデスリーガの歴史を彩ってきた外国籍プレーヤーの系譜を紐解く当連載。第9回はオランダにスポットライトを当てる。

ドイツと歴史的な結びつきが強い隣国オランダからは、今昔を問わず数多くの名手がブンデスリーガへやって来ている。その総数は150人を超え、今季は得点ランク5位タイのボウト・ベグホルスト(ヴォルフスブルク)やブレーメンの中心選手デイヴィ・クラーセン、バイエルン・ミュンヘンで台頭したジョシュア・ザークツィーなど14人がプレーしている。

今季トップチームデビューを果たした18歳のザークツィー - imago images

通算200試合以上の出場歴を持つのは6人。リーグ草創期に活躍したMFハインツ・ファン・ハーレン(249試合)、外国人歴代12位の92得点を挙げたFWウィリ・リッペンス(242試合)、1970~80年代にかけて異彩を放ったリベロのキーズ・ブレグマン(203試合)、ボーフムのレジェンドであるDFロブ・レーケルス(219試合)、2000年代にヘルタ・ベルリンで主将も務めたDFディック・ファン・ダイク(245試合)、そして昨季限りで現役を引退したアリエン・ロッベン(201試合)だ。

あらゆる意味で最も衝撃を与えたのはロッベンだろう。2009年夏にバイエルンへ加入した稀代のウインガーは、爆発的なスプリントと高速ドリブル、分かっていても止められないカットイン、黄金の左足を武器にブンデスリーガを席巻した。得点力も抜群で、201試合の出場で99ゴールを記録。度重なるケガに泣かされもしたが、リーグ優勝8回(歴代2位タイ)やチャンピオンズリーグ制覇など数々の栄冠を手にした。

ともに黄金期を築いたロッベンとハインケス監督 - Getty Images

ロッベンを擁してクラブ史上初の3冠を達成するなど一時代を築いた名将ユップ・ハインケスは、「アリエンは偉大な選手というだけでなく、ワールドクラスの選手だ。自らの持つプロ精神で多くの選手の模範となっている。彼はまさにサッカーを生きていると言えるだろう。前線へと攻め込み、守備を怠らない、素晴らしいチームプレーヤーだ」と最大級の賛辞を送っている。

そのロッベンと長らくオランダ代表で共演し、シャルケ歴代2位の82ゴールを挙げた“ハンター”ことFWクラース・ヤン・フンテラール、2000年代中盤にバイエルンのエースとして78ゴールを奪ったFWロイ・マカーイ、非凡なスキルでハンブルガーSVのファンを魅了したMFラファエル・ファン・デル・ファールトも偉大な足跡を残したオランダ人として記しておくべきだろう。

ちなみに、通算出場試合数とゴール数でオランダ人現役最多を誇るのがアイントラハト・フランクフルト所属のFWバス・ドストで、ここまで99試合出場41ゴールを記録している。

文=遠藤孝輔

通算100試合出場に王手をかけているバス・ドスト - Getty Images