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全18チーム後半戦展望(4)

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2019/20シーズンのブンデスリーガはいよいよ1月17日から後半戦がスタート。リーグ戦の再開を前に全18チームの後半戦を展望する。

■アウクスブルク(10位)

加入1年目のフロリアン・ニーダーレヒナーがチームトップの8得点と躍動。ミヒャエル・グレゴリッチがシャルケに新天地を求めたが、マルコ・リヒターやルベン・バルガスらヤングアタッカーが台頭すれば前線に大きな問題はないだろう。かつてのエース、アルフレッド・フィンボガソンも巻き返しへ闘志を燃やしている。

ヘルタ・ベルリンから加入した攻撃的MFエドゥアルド・レーヴェンの活躍も期待できそうだ。一桁順位、そして“欧州”への切符をつかみ取るには失点の減少が必要か。

- Sebastian Widmann/Bongarts/Getty Images

■ウニオン・ベルリン(11位)

クラブ史上初のブンデスリーガ参戦ながら、前半戦は11位と上々の成績で折り返した。割り切って自陣を固めるリトリートと相手のビルドアップを妨害する敵陣でのマンマークを巧みに使い分け、ボール奪取後は速攻やサイドアタックで得点源のセバスティアン・アンデションのゴールを引き出している。

残留への歩みは順調そのものだが、欲を言えばここまで1勝に終わっているアウェーでの戦いぶりを改善したいところ。熱狂的なファンのサポートが減る敵地でどれだけ粘り強く勝ち点を拾えるかが後半戦のカギとなる。

- Matthias Kern/Bongarts/Getty Images

■ヘルタ・ベルリン(12位)

昨年11月のユルゲン・クリンスマン監督就任後は、2勝2分け1敗と明らかに戦績が上向いている。チームの強みは単独で違いを作り出せるドディ・ルケバキオとジャヴァイロ・ディルロスンの両ウイング。4ー3ー3システムの肝となるアンカーのポジションには、シュトゥットガルトからサンティアゴ・アスカシバルを補強した。

進境著しいニクラス・シュタルクや対人戦に強いデドリック・ボヤタなど最終ラインにも好タレントがそろう。前半戦はやや元気がなかったデービー・ゼルケやヴェダド・イビシェヴィッチら点取り屋の奮起が待たれる。

- Maja Hitij/Bongarts/Getty Images

文=遠藤孝輔