長谷部「この勝ち点2を奪い返していかないと」
10月6日に行われたブンデスリーガ第7節で長谷部誠と鎌田大地が所属するアイントラハト・フランクフルトは本拠地でブレーメンと2ー2で引き分けた。この試合にフル出場した長谷部が試合後、報道陣に対してコメントを残した。
ーー最後の最後でPK献上は悔やまれるシーンでした。
長谷部 90分を通して自分たちが主導権を握っていましたし、その中で非常にいいゲームができていたと思います。でも、終盤にウチが勝ち越して「これで勝てる」ということろで、最後に自分がPKを与えてしまった。非常に責任を感じますし、勝ち点2を失ったのは自分のせいかなと感じてます。
ーーPKを与えたシーンは相手に接触した瞬間に悔しがっていました。
長谷部 そうですね、完全にPKだったので。ボールにアタックしようという意識はあったんですが、相手に先にボールを触られてしまいました。その前のところで、GKのロングボールの処理をもう少しうまくできていたら、あの局面にはなっていなかった。本当に最後のところ、集中力が欠けてはいけない場面で欠けていたのかなと思います。
ーー脳震とうで離脱していましたが、コンディションは問題なかったのでしょうか?
長谷部 復帰のプランとして1週間かけてやってきたので、「今日はやれるな」という感覚は自分の中にありました。ボディコンタクトがないような練習の仕方でしたが、火、水、木と普通にグラウンドでトレーニングしていましたし、コンディションは問題なかったですね。
ーーここまでのフランクフルトの戦績についてどう捉えていますか?
長谷部 今日勝っていればいい勝ち点の積み重ね方と言えたんですが、勝ち点2を失いました。上位の勝ち点差が詰まっている中で、勝てば完全に上に食い込んでいけたと思います。だから再開後に(失った)この勝ち点2を奪い返していかないといけないし、個人的にも今日のミスをしっかり取り返すという気持ちでやっていきたいです。
ーーリーグ再開後にさらに勝ち点を積み重ねていくうえで大事になってくるポイントはどこでしょうか?
長谷部 ここ最近は少し失点が多いし、最後の部分でしっかり守り切れていないので、「失点を与えない」というところはもう一度やらないといけない。今日のゲームに関しては攻撃で非常にいい形を作れていましたけど、それを続けていくことも含めてやることはたくさんあると思います。