- © 2019 Koji Watanabe
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鎌田大地が代表戦初ゴール!

アイントラハト・フランクフルトの鎌田大地が、約7カ月ぶりとなる代表戦で結果を出した。10月10日に行われたワールドカップ アジア2次予選のモンゴル戦に途中出場し、81分にゴール前のこぼれ球を頭で押し込んでチーム6点目をマーク。代表戦3試合目にしてうれしい初ゴールを挙げた。

代表初ゴールの裏には、もちろんフランクフルトでの好調ぶりがある。本人は日本代表について「今のように所属クラブで試合に出ていれば入れるもの。だからクラブで試合に出ることだけを考えてやっていた」と語っていたが、その言葉どおり、今季はフランクフルトで開幕から公式戦全16試合に出場。アドルフ・ヒュッター監督の信頼と定位置を確保している。

ゴールこそドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)1回戦で挙げた1点のみだが、ブンデスリーガ初得点も時間の問題だろう。第5節のドルトムント戦では自ら放ったシュートが相手のオウンゴールを誘い、貴重な同点弾を演出。第7節のブレーメン戦もゴールこそ奪えなかったが、再三ビッグチャンスに絡んで存在感を示していた。

「これだけチャンスがあって決められないのはプロになって初めて。今はツキがないと思う。気持ちの部分だと思うので、少しずつ良くしていかないといけない」。ブレーメン戦後にはゴールがないことへの危機感も口にしていたが、一方で「マイナスに考えてもいいことはない」と頭を切り替えていた。その割り切りが日本代表での好結果につながったのだろう。

- 2019 Getty Images

フランクフルトでともにプレーする長谷部誠も、クラブでレギュラーの座を勝ち取った“後輩”にエールを贈る。「大地はこういう厳しいリーグで揉まれ、試合に出続ける中で、しっかりクオリティを見せている。彼のクオリティは日本代表にとっても武器になると思うので、それを出してくれればいい」

厳しい戦いの中で一皮剥けてほしい――。元日本代表キャプテンは鎌田に対してそんな思いを抱いている。「(W杯予選では)簡単なゲームはないし、特にアウェーゲームはピッチの中だけでなく、環境の部分でいろいろ大変なことがあると思う。そういう過酷な環境、予選の厳しさ、プレッシャー、責任感といった部分は、やっぱり自分自身で肌で感じることで成長につながる」

モンゴル戦後、鎌田は「ドイツでも入らない時期が続いていたので、”やっとか”という感じです」と安堵した。欲しかった結果が一つ出たことは、今後のフランクフルトでの戦いにも好影響を及ぼすはずだ。もっとも、その前に敵地でのタジキスタン戦(15日)も控えている。代表戦2戦連発で自信とともにフランクフルトに戻ってくることを期待したい。

- imago images / Sven Simon