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貫禄漂う日本のエース

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ブレーメンの大迫勇也が9月5日に行われた日本対パラグアイの国際親善試合で日本を勝利に導く先制点をマークした。1日に行われたブンデスリーガ第3節のアウクスブルク戦ではドッペルパック(1試合2得点)の活躍を見せ、チームの今季初勝利に貢献したばかりだった。

ブレーメンは開幕2試合で計6失点と守備の不安定さを露呈していたが、2連敗スタートという苦しい状況からチームを救ったのが大迫だった。立ち上がり6分、ニクラス・フュルクルークの浮き球のパスに反応し、GKとの一対一を制して前節に続くゴールを記録すると、2ー2に追いつかれて迎えた67分にはマルコ・フリードルのクロスをダイレクトボレーで豪快に叩き込んで決勝点をマーク。トップ下のポジションで攻撃の起点となりながら、決定力の高さも示した。

ドッペルパックはケルン時代の2017年1月28日(ダルムシュタット戦)以来、約2年半ぶりのこと。試合前には「監督に『今日は2点取れるだろう』と声をかけられた」そうだが、その期待に見事に応えた。「いくら信頼されていても、ピッチでそれを見せられなかったら何も残らない。ピッチのことだけに集中して、自分ができることをすべて出そうと考えている」

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フローリアン・コーフェルト監督からの信頼は厚い。そして、それに応えるように今季は第3節にして早くも昨季の総得点(3得点)に並んだ。「僕がピッチ上で何かを見せないといけない。キャンプの時からそういう覚悟でやっているので、今日はそれを結果として出せて良かった」。今の大迫には新エースとしての期待を背負う覚悟がある。

勝利の立役者となった試合後、大迫は現地メディアから引っ張りだこだったが、ドイツ人記者の囲み取材にドイツ語で対応し、時に取材陣の笑いを誘う余裕まで見せていた。ドイツに来て7シーズン目、貫禄さえ出てきた日本のエースから今季も目が離せない。

文=湊 昂大(Text:Kota Minato)

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