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ボルシアMG対バイエルン、両雄が今週末激突

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ブンデスリーガ第24節2日目が3月2日に行われ、3位ボルシアMGは本拠地に2位バイエルン・ミュンヘンを迎える。1965年、時を同じくして昇格を果たし、長らくブンデスリーガを支配してきた両クラブのライバル関係を、本稿で振り返っていく。

ブンデスリーガ創設後では史上最多27回の優勝を誇り、現在リーグ6連覇中のバイエルンだが、ボルシアMGを侮ることなど決してできない。前者にとって、最も多くの失点(127)を喫している相手が後者であり、2014年夏以降の直近5シーズンでバイエルンから最多の勝ち点(14ポイント)を稼いでいるのが、ボルシアMGだからだ。

彼らが白熱の争いを続けていたのは、バイエルンが1968/69シーズンにブンデスリーガ初制覇を成し遂げて以降。そこから1976/77シーズンまで、両クラブのどちらかが必ず頂点に輝いている。(※バイエルンは1969年、1972年、1973年、1974年に、ボルシアMGは1970年、1971年、1975年、1976年、1977年にそれぞれリーグ優勝)

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そんな中、同カードにおいてバイエルンが最多得点差で敗れた試合は、1973/74シーズン最終節に見られた。アトレチコ・マドリード(スペイン)とのチャンピオンズカップ(現在の欧州チャンピオンズリーグ)決勝を戦ったバイエルンだが、延長が終わっても決着はつかず、ファイナルは2日後に再試合となる。同クラブはこれを勝利し、初めてヨーロッパの頂点に輝いたものの、問題のボルシアMG戦はその翌日。4日間で3試合という“超”がつくほどの強行日程を強いられたバイエルンに当然力はなく、0ー5という大差で“Fohlen(ボルシアMGの愛称、日本語で「子馬」)”に粉砕されてしまった。だが、それから時を過ごすこと5年、ボルシアMG本拠地に乗り込んだバイエルンは、前者にとって同カード最多得点差黒星となる7ー1の圧勝を飾り、雪辱を果たしている。

ブンデスリーガでの同カード直近3試合のうち、2勝を挙げているのはボルシアMGとなっており、今季前半戦の激突では“Fohlen”がミュンヘンの地で3ー0の完勝を飾った。果たして今回の対戦は、どのような結末を迎えるのだろうか。