ブンデスリーガの外国籍選手、歴代得点ランキングTOP5
ブンデスリーガ第22節2日目が2月16日に行われ、大迫勇也が所属するブレーメンはクラウディオ・ピサロのロスタイム弾により、敵地ヘルタ・ベルリン戦で勝ち点1をもぎ取った。これによりピサロはブンデスリーガ最年長得点と、21年連続ゴールという2つの記録を樹立。また、自身が持つ歴代外国籍選手の最多得点記録も195に更新している。本稿では、通算193ゴールで同選手に迫るロベルト・レヴァンドフスキなど、外国人ストライカーの得点数TOP5を以下に紹介していく。
【1位:クラウディオ・ピサロ】
通算得点:195
ドイツでの所属クラブ:ブレーメン、バイエルン・ミュンヘン、ケルン
ブンデスリーガ19シーズン目を過ごすピサロは、先述のように第22節ヘルタ戦で40歳136日という同リーグ最年長得点と、1999年から21年連続ゴールという2つの記録を樹立。またこれで通算得点数は195となり、2010年から保持する外国籍歴代最多得点記録を自ら更新した。今季は主に途中からの出場が多い同選手だが、本拠地ヴェーザー・シュタディオンでピッチに登場する際、地鳴りのような「ピサロ!」の掛け声が響き渡り、スタジアムのボルテージはピークに達する。
【2位:ロベルト・レヴァンドフスキ】
通算得点:193
ドイツでの所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン、ドルトムント
ブンデスリーガでのキャリアをスタートさせた2010/11シーズン、そしてバイエルン加入初年の2014/15シーズンを除けば、昨季まで毎年20ゴール以上をマークしてきた生粋の点取り屋。2015/16シーズンには外国籍プレーヤーとして史上初めて30得点の大台にも到達した。ピサロに比べて10歳若く、まだまだキャリア最盛期を過ごしているだけに、近いうちにピサロから歴代トップの座を奪うことはほぼ確実と見られている。
【3位:ジオバネ・エウベル】
通算得点:133
ドイツでの所属クラブ:シュトゥットガルト、バイエルン・ミュンヘン、ボルシアMG
3クラブでブンデスリーガ計11シーズンを戦ったエウベルが初めてドイツの地を踏んだのは1994年夏。ACミラン(イタリア)からシュトゥットガルトへ移籍し、アイントラハト・フランクフルトの現取締役フレディ・ボビッチ、クラシミール・バラコフとともに“魔法のトライアングル”を形成した。キャリア終盤だったボルシアMGでは無得点に終わっているものの、シュトゥットガルトでは87試合41ゴール、バイエルンでは169試合92ゴールの成績を収めた。
【4位:ベダド・イビシェビッチ】
通算得点:118
ドイツでの所属クラブ:ヘルタ・ベルリン、シュトゥットガルト、ホッフェンハイム、アーヘン
2006/07シーズンにパリ・サンジェルマン(フランス)からブンデスリーガ昇格を果たしたアーヘンへ移籍。以降、現在に至るまで12年半をブンデスリーガで過ごしており、34歳となった今もその得点力に陰りは見えない。今季第12節、古巣ホッフェンハイム戦ではヘルタ移籍後33得点目をマークし、異なる3つのクラブで33ゴール以上を決めたブンデスリーガ史上初の選手となった。
【5位:アイウトン】
通算得点:106
ドイツでの所属クラブ:ブレーメン、シャルケ、ハンブルガーSV、デュイスブルク
愛くるしい外見と温和な人柄、そして2試合に1ゴール以上という結果を残し、ブレーメンのファンからこよなく愛されたブラジル人。2003/04シーズンにはブンデスリーガ制覇とドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)優勝という国内2冠を同クラブにもたらしただけでなく、個人としても両大会で得点王を獲得した。その後1年間在籍したシャルケでは14ゴール、それぞれ半年間所属したハンブルガーSVとデュイスブルクでは、3ゴールと1ゴールをマークしている。