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“サッカーの神様”が決勝弾、ザンクト・パウリ2位浮上

ミレルントア・シュタディオンに集まった2万9546人の観衆は、割れんばかりの拍手を送るしかなかった。2月4日に行われたブンデスリーガ2部第20節最終日、宮市亮が所属するザンクト・パウリ対ウニオン・ベルリンの一戦で、ザンクト・パウリを勝利に導いたのはアレクサンダー・マイヤー。同選手は62分にチーム2点目を決めただけでなく、後半ロスタイム4分にも劇的な勝ち越し弾をマークし、出場2試合目にしていきなり2ゴールを決める活躍だった。

ブンデスリーガを追いかけているファンであれば、彼の名を知らない者などいないだろう。長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトに昨夏まで14年間在籍し、公式戦379試合で積み重ねた得点は137。同クラブがブンデスリーガ2部へ降格した際、一早く残留を表明したことでファンからは“サッカーの神様”と敬愛され、2014/15シーズンには自身にとってもサポーターにとっても喜ばしいブンデスリーガ得点王のタイトルを獲得した。

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35歳となった昨シーズン終了後にフランクフルトとの契約を満了し、しばらく無所属の状態が続いていたマイヤーが今冬新たに契約を勝ち取った場所は、生まれ故郷のハンブルク。18歳から2年間を過ごしたザンクト・パウリだ。

同選手は2019年のファーストゲーム、2部第19節ダルムシュタット戦の終了間際に復帰デビューを果たすと、この第20節では先発出場を果たした。先述の62分に挙げた得点は、マイヤーが同クラブのユニフォームを着用して決めたものとしては、5783日ぶりのゴール。そして決勝ゴールとなった94分のPKについては試合後、「本当は(マービン・)クノルがPKキッカーだったんです。でも彼に『疲れているからキッカーを務めてほしい』と言われ、私が蹴ることになりました」と振り返った。

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これでザンクト・パウリは、1試合消化の少ないケルンを抜き2位に浮上した。そして次節の相手は、そのケルン。昇格を占う上で、重要な一戦となることは間違いない。

ケルンvs“サッカーの神様”を味方につけたザンクト・パウリの試合は、2月8日18時半(日本時間9日2時半)にキックオフの時を迎える。