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bundesliga

2018/19シーズン、ビッグセーブの数々

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2018/19シーズンのブンデスリーガも数多くのゴールが誕生した。しかしそれと同時に、失点を0で終えようと各クラブの守護神たちが孤軍奮闘していたのもまた事実である。ここではドイツ代表やバイエルン・ミュンヘンなどで活躍したオリバー・カーン氏を招き、ビッグセーブの数々を動画で分析してもらった。(上部動画は独語、下記本文は日本語訳)

0分00秒~:カーン氏「ファンタスティックなブンデスリーガのシーズンが終わりました。満員のスタジアムで、GKがワールドクラスの素晴らしいパフォーマンスを見せる一方、多くのゴールも誕生しました。その中からいくつかのシーンを選び、ブンデスリーガのGKが世界でもトップレベルであることを私が説明していきます」

0分29秒~:カーン氏「ドルトムントのロマン・ビュルキは最適なポジションに立っています。ヘディングシュートはかなりのスピードで襲ってきますが、このシーンでビュルキは不必要な動きをほとんどしていません。立ち方も良く、そのおかげで素早いリアクションが可能となり、ボールをクロスバーの上に弾くことができました」

0分59秒~:カーン氏「ニュルンベルク所属クリスティアン・マテニアとの1対1のシーンです。この場面でマテニアは、がむしゃらに外へ飛び出すということをせず(キングスレイ・コマンが迫ってくる間に)ポジションを修正し続けました。おそらくほとんどのGKは、この場面で我慢できずに飛び出していくと思います。ですがマテニアは細かいステップを何度も踏んだことで、相手のシュートに対し完璧なタイミングで反応することができたのです。したがって、コマンにチャンスはありませんでした。マテニアの素晴らしいプレーです」

1分28秒~:カーン氏「ライプツィヒのペテル・グラシによるセンセーショナルなセーブです。正しいポジションを取り、相手の強烈なグラウンダーシュートを左手1本で外に弾いています。稲妻のように速い反応で体を下に傾け、恐ろしいスピードで左手を出しています。これをワールドクラスのセーブと言わないわけにはいきません。ポジショニングもパーフェクトです。後方に下がりながらではなく、両足でしっかりと立った状態でシュートに合わせたことで、うまくかき出すことができたのです」

2分12秒~:カーン氏「マルコ・ロイスがハノーファーのミヒャエル・エッサーに迫っていきます。ここでエッサーは重心をニアサイド側に置いており、自身の左側への反応を可能としています。ファーサイド側にはシュートコースが残っていますが、こちらは足を伸ばして対処すると決め、シュートに合わせて右足を出し、見事にセーブしました」

2分54秒~:カーン氏「ホッフェンハイムバイエルンで、マヌエル・ノイアーが重要な働きをしました。この場面ですが、センタリングに対して普通は前に出てくるものですが、ノイアーは後ろに下がり、ゴールライン上で守ることを瞬時に決断しました。スピード、細かい体の使い方、そしてリアクション…これらの能力を駆使し、ゴール前4mの位置から放たれたシュートを左手1本でブロックすることを可能にしたのです。本当にすごいセーブです」

3分28秒~:カーン氏「このシーンでボルシアMGのヤン・ゾマーは『予測』というものを我々に見せてくれました。キャッチすることが難しいこの場面ですが、ゾマーは一瞬でシュートコースを見抜いています。味方DFによって左側のコースがふさがれていると判断し、シュートと同時に右へ飛びました。ワールドクラスのGKが見せた予測力ですね」

4分09秒~:カーン氏「果たして誰が2018/19シーズンのナンバーワンGKだったのか――これは非常に難しい質問ですが、1年間を通してみた場合、個人的にはドルトムントのビュルキを選びたいです。彼はコンスタントに素晴らしいセーブを連発していましたからね」