シャルケ連勝
敵地で無失点、内田はフル出場
ブレーメン 0-2 シャルケ
ブンデスリーガ第28節2日目は各地で6試合が行われ、日本代表MFのフランクフルトが本拠で王者バイエルンを迎え撃ったほか、下記の5試合が行われた。
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内田篤人試合後インタビューへ
日本代表DF内田篤人が所属するシャルケは敵地でブレーメンを2-0で下した。内田は右サイドバックでフル出場した。
来季での欧州チャンピオンズリーグ予選出場権が得られる4位を守りたいシャルケ。負傷離脱していたFWマリカが先発に復帰し、攻撃力の向上に期待がかかった。しかし、前半はホームのブレーメンに主導権を握られ、放ったシュートはわずか2本。失点こそなかったものの、後半に不安の残す内容となった。
後半はバストスに代えFWラファエル投入で、巻き返しを図る。すると51分、ラファエルが作ったチャンスから、MFドラクスラーが先制ゴール。さらに69分にも同選手のスルーパスをマリカが押し込み、2-0とケラー監督の采配が大当たりした形となった。シャルケは勝ち点を45に伸ばし、4位の座をめぐる争いで一歩前へ出ることに成功した。
レーバークーゼン 1-1 ウォルフスブルク
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長谷部誠試合後インタビュー
日本代表MF長谷部誠が所属するウォルフスブルクは、敵地で同MF細貝萌のレーバークーゼンと対戦し、1-1で引き分けた。長谷部は後半戦初めて中盤での先発出場、細貝はベンチ入りしたが出場機会はなかった。
最初の好機はレーバークーゼン。ペナルティエリア手前で混戦からのこぼれ球をキースリング が右足シュートにいくが、ボールはバーを越えていく。しかし直後の12分、右サイドでボールを奪った ベンダーがクロスを上げると、ゴール前へ走りこんだシュアレ が左隅に決めてレーバークーゼンが先制した。18分にも絶好機を得たレーバークーゼンだが、キースリングのシュートはGKベナーリオが好反応でキャッチする。23分、右サイドからのクロスに合わせて長谷部がスライディングで飛び込むが、惜しくもこれはサイドネット。反撃を試みるウォルフスブルクだが、レーバークーゼンの早い切り替えとテンポのいい攻めの前に、守備に追われる時間が続く。43分、再びビッグチャンスを迎えたレーバークーゼンだが、相手ディフェンス陣の堅守に阻まれ、追加点を入れることはできず。
レーバークーゼンの1点リードで迎えた後半、ウォルフスブルクもなんとか点を返そうと再三攻撃を仕掛けるが、なかなか得点には結びつかない。しかし70分、ケアーのゴールでついに同点に追いつく。追加点を狙うレーバークーゼンだが、79分、シュアレの放ったシュートは好反応をみせたベナーリオに弾かれる。80分にもキースリングのヘディングシュートが防がれ、ウォルフスブルク守護神の前にどうしてもゴールラインを割ることが出来ない。どちらも追加点のないまま、1-1でドローとなった。
ドルトムント 4-2 アウクスブルク
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ドルトムントのクロップ監督は、3日のCL準々決勝第1戦対マラガから7つのポジションを変更。中盤には先発デビューとなった20歳のホーフマン、19歳のビッテンクールトを起用した。マラガ戦で負傷したバイデンフェラーとロイス、そして外側側副靭帯と足首を怪我しているフメルスは欠場となった。
序盤から攻勢のドルトムントは22分に先制ゴール。中盤からライトナーがペナルティエリアへ蹴り出すと、ビッテンクールトがこれに触れ方向を変える。このボールを受けたシーバーがペナルティエリア左からニアへ蹴りこんだ。そのままドルトムントが勢いに乗るかと思われたが、脱降格圏へ必死のアウクスブルクも反撃。前半終了間際、43分、45分にそれぞれバイヤー、フォークトが決めて2-1と逆転する。しかしここで終わらないのがドルトムント。後半猛攻を仕掛けると52分にシーバー、64分にズボティッチがゴールを決めると逆転に成功。後半ロスタイム、さらに1点を追加すると勝利を確実なものにした。
メンヘングラートバッハ 1-0 フュルト
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前節終了時点で8位につけていたメンヘングラートバッハは、本拠地に最下位フュルトを迎え、1-0で勝利した。序盤から主導権を握ったのはメンヘングラードバッハだが、フュルトの固い守りを前にミドルシュートでしかチャンスを作れない。54分、FW デヨングがフリーで抜け出しGKと1対1となるビックチャンスも、GKのファインセーブに阻止された。攻め続けるメンヘングラートバッハは74分、ようやく均衡を破る。アランゴのアシストからデヨングが決勝点となるゴールを決めた。
ハンブルガーSV 0-1 フライブルク
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前節、王者バイエルンに2-9という大敗を喫したハンブルガーSVは、ホームでフライブルクと対戦し0-1で敗れた。69分、フライブルクMFのシュミードにゴールを決められると、そこから追いつくことはできずに3連敗となった。