クラブ史上23度目のドイツ優勝、ブンデスリーガでは22度目かつ史上最速V

ブンデスリーガ第28節は6日、各地で6試合が行われ、日本代表MFのフランクフルトが本拠地で王者バイエルンと対戦し、0-1で敗れた。52分にシュバインシュタイガーが決めた1点を守りきったバイエルンは、ブンデスリーガ史上最速となる第28節でリーグ制覇を果たした。バイエルンのドイツ優勝は、クラブ史上23度目、うち1963年のブンデスリーガ発足後は22度目。乾は左サイドの攻撃的なポジションで先発出場。30分の味方選手交代に合わせてトップ下にポジションを移し、フル出場を果たした。

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フランクフルト 0-1 バイエルン



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この試合ホームのフランクフルトは、チーム最多得点しているFWマイヤーとキャプテンのMFシュベークラーが負傷欠場と、苦しい状況で迎えた。しかし乾が「(目前で)優勝を決められるのは屈辱的なことなので、それだけは絶対避けたい。絶対に勝てるようがんばりたいです 」と前節フュルト戦後に語っていたように、フランクフルトの選手は序盤から高い集中力で積極的な動きを見せる。それでもゲームの主導権はバイエルンに握られ、10分、15分にMFシャキリがきわどいミドルシュートでゴールを脅かす。27分、バイエルンにPKが与えられるが、DFアラバのシュートは右ポストを直撃し、先制のチャンスを逃す。30分、フランクフルトのフェー監督はMFラーニヒを下げてツェロッツィを投入。中盤の構成を変えたフランクフルトは、守備のバランスが良くなり前半を0-0でしのいだ。

しかし後半に入り52分、ついにバイエルンが先制する。右サイドをオーバーラップしたDFラームのクロスを、MFシュバインシュタイガーが右足ヒールでゴールに流し込んだ。目前優勝を阻止するためにも、なんとか同点に追いつきたいフランクフルトは、ここから猛反撃に出る。61、69分に乾がドリブルシュート。79分にはアイクナーのクロスにラキッチが合わせるが、GKがファインセーブでしのぐ。82分、乾の右足ボレーシュートはわずかにゴール左に外れた。フランクフルトの必死の反撃もゴールは遠く、バイエルンは1点差を守り切って勝利した。

ハインケス監督は試合後、「選手には疲れもあった。フランクフルトはマイヤー、シュベークラーと主力が2人欠場していたが、モチベーション高く勇敢に立ち向かってきた。難しい試合だった」と振り返った。また「わたしは選手として、監督として、これまで何度も優勝を経験したが、きょうがこれまでで最も寒いお天気だった」と、長い寒波が続くこの冬のドイツと、史上最短Vを果たしたことに併せて触れて、報道陣の笑いを誘った。「1年間このためにやってきた。素晴らしいご褒美だ」と、67歳の名将は上機嫌で優勝を噛みしめていた。

フランクフルトのフェー監督は「 試合については何も言わない。バイエルンの優勝に、心からおめでとうと言いたい。過去10年間、これほど素晴らしいバイエルンを見たことはなかった」と称えた。