後半戦開幕が今週末に迫っているブンデスリーガ2015/16シーズン。本稿では今季前半戦を7位~12位で終えた6クラブに焦点を当て、現在地を探った。

ウォルフスブルク

昨シーズンはリーグ2位&ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)優勝を達成したウォルフスブルク。今季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも16強に進出するなどしたが、しかしブンデスリーガに目を移すと順風満帆とは言えなかった。後半戦で再び上位進出を目指す同クラブは、アルガルベ地方のラゴス(ポルトガル)で合宿を行い、その出来にはディーター・ヘッキング監督も満足した様子だ。FWバス・ドストが中足骨の骨折により長期離脱が決まったという懸念材料はあるものの、戦術のバリエーション増加には手ごたえを得ており、「選手たちは90分の戦いの中でもシステムを変更できる能力がある。もう(これまで多用してきた)4-2-3-1だけではない」と同監督は話している。

テストマッチの結果:
ケムニッツ 3-2
ポルティモネンセ(ポルトガル) 2-0
コットブス 2-0

マインツ

18クラブで最も奇抜な冬を過ごしたのは、このクラブを置いて他にはいないだろう。スペイン合宿に行く直前、マインツの面々はマーティン・シュミット監督の祖国スイスで登山を敢行。気温は氷点下、冬の雪山という過酷な環境でテントを張り、チームは夜を明かした。スタンダール・リエージュとの練習試合は敗戦に終わったが、その後は連勝し、状態は仕上がっている。来シーズンの欧州リーグ(EL)本戦出場に向け、現在の順位以上を保ったままシーズンを終えたいところだ。

テストマッチの結果:
ケルン 1-0
クラブ・ブルージュ 2-1
スタンダール・リエージュ 0-3

ケルン

この15年間では最高となる成績で越年となったケルンは、多くのクラブとは違い、外国へ出かけずドイツ国内で調整を図った。その理由についてペーター・シュテーガー監督は「オフを終えてから体調を戻すのに3~4日はかかるし、キャンプに行くとなれば出発日と到着日で計2日を無駄にしてしまう」と話した。冬の移籍市場では、攻撃的ポジションの補強をひとまず置いておき、DFフィリップ・ムラデノビッチを獲得して最終ラインの強化に努めている。売りである堅守をキープし、これにオフェンス陣の活躍がうまくはまれば、例年のような残留争いとは無縁の日々を過ごせそうだ。

テストマッチの結果:
マインツ 0-1
FSVフランクフルト 2-0
デュイスブルク 6-0

ハンブルガーSV

今シーズン開幕前、ブルーノ・ラバディア監督の目標はハンブルガーSVに安定感を植え付けることだった。この試みは一定の成果を挙げ、2季連続で入れ替え戦に臨んでいたクラブとは思えないほど粘り強い戦いができるようになっている。強化試合の結果はふるわなかったが、冬のトルコ合宿を終えた同監督は「みなさんもご存じだとは思うが、このクラブは財政的にパーフェクトな状態ではない。だから既存戦力の能力を向上させるしかないのだ。そして、それはうまくいった」とコメントし、さらなる飛躍を誓った。

テストマッチの結果:
ヤングボーイズ(スイス) 1-2
エアフルト 1-2
アヤックス(オランダ) 1-3

インゴルシュタット

クラブ史上初のブンデスリーガを戦っているインゴルシュタットにとって、前半戦11位という成績は上出来と言えるのではなかろうか。同クラブもケルンと同じく外国へは行かず、国内での調整のみ。堅い守りが1部の舞台でも通用することはすでに証明されており、攻撃のてこ入れのためFWダリオ・レスカーノを獲得した。この補強が成功と呼べるものになれば、最大の願いであるブンデスリーガ残留は十分達成可能だ。

テストマッチの結果:
カイザースラウテルン 0-0
カールスルーエ 1-0
ゾネンホフ・グロースアスパッハ 6-1
アーレン 1-1

アウクスブルク

ヘルタと並び、全18クラブでは最も遅い1月17日にキャンプから戻ってきたアウクスブルク。リーグ前半戦終盤になりようやく盛り返した同クラブは、スペイン合宿で今季ELに出場しているスイスの強豪バーゼルに完勝した。オフェンス面ではそのバーゼルからFWアルビアン・アジェティを、守備面ではセンターバックが本職のDFジェフリー・グーベレーウをAZアルクマール(オランダ)からそれぞれ補強し、後半戦再開とEL決勝トーナメントへの準備は整っている。

テストマッチの結果:
バーゼル(スイス) 2-0
ドレスデン 1-0

ウインターブレーク回想(1):下位6クラブ

ウインターブレーク回想(3):上位6クラブ