ブンデスリーガ2015/16シーズン後半戦は1月22日(金)に開幕する。上位6クラブは冬季リーグ中断期間を有効に使うことはできたのか、現在の状況を確認する。

シャルケ

内田篤人の所属するシャルケはこの冬、アメリカのフロリダへ遠征した。チームはフロリダカップに参戦し、初戦は北米リーグ(2部)所属のフォートローダーデールに快勝した。しかし、ブラジル1部のアトレチコ・ミネイロ戦では足取りも重く、完敗。それでも、アンドレ・ブライテンライター監督はこの遠征に満足をしているようで、試合に起用できる選手と、そうでない選手を見定めることができた。

新たにディナモ・キエフ(ウクライナ)からモロッコ代表のユネス・ベルアンダ(期限付き)とブンデスリーガ2部で随一、テクニックに長けたアレサンドロ・シェプフをニュルンベルクから獲得。攻撃面の強化が図られた。ただ、主将でCBのベネディクト・ヘーベデスが強化試合で負傷し、長期離脱を強いられるという誤算もあり、守備面での不安が残っている。1月18日に行われたリーグ再開前最後のテストマッチでは、格下のビーレフェルトに敗れている。

テストマッチの結果:
フォートローダーデール(アメリカ) 2-0
アトレチコ・ミネイロ(ブラジル) 0-3
ビーレフェルト 0-1

レーバークーゼン

レーバークーゼンもまた、フロリダで合宿を行った。フロリダカップではシャルケよりも好成績を残し、サンタフェ(コロンビア)に勝利し、インテルナシオナル(ブラジル)とは引き分けた。

当サイトの人気投票で圧倒的な強さで1位に輝いたメキシコ代表のチチャリート(ハビエル・エルナンデス)はここでも大人気だった。また、同選手はプレーでも魅せた。インテルナシオナル戦では2点のビハインドからチチャリートが2得点を奪い返し、3-3の引き分けに持ち込んでいる。レーバークーゼンは現在のところ補強は行っておらず、負傷者も出ていない。

テストマッチの結果:
サンタフェ(コロンビア) 1-0
インテルナシオナル(ブラジル)3-3

メンヘングラートバッハ

序盤は最下位に転落したにもかかわらず、4位まで上昇したメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)は、後半戦でその実力を再度証明する必要がある。ベレク(トルコ)合宿中の強化試合では、シバススポル(トルコ)に勝利し、ヘルタ・ベルリンとは引き分け、まずまずの結果だった。

ドルトムントからヨナス・ホーフマン、ザルツブルク(オーストリア)からマーティン・ヒンテレッガーというタレントを獲得。両選手の加入は必ずチームの強化につながるだろう。また、ディフェンスリーダーのマーティン・シュトランツルが長期離脱から復帰したことも好材料だ。ただ、ボーフムとの強化試合を2-5で落としたことが気がかりとなっている。

テストマッチの結果:
シバススポル(トルコ) 2-1
ヘルタ・ベルリン 2-2
ボーフム 2-5

ヘルタ・ベルリン

原口元気が所属するヘルタ・ベルリンもベレクで合宿を行った。パル・ダールダイ監督率いるチームは、後半戦はさらにオプションが増えることになる。というのも、負傷していたGKトーマス・クラフトとDFペーター・ペカリク、DFニクラス・シュターク、MFエニス・ベンハティラ、FWユリアン・シーバーがこの合宿で復帰したからだ。ただ、選手を厳選するのが難しいという贅沢な悩みがあったにもかかわらず、ボーフムとの強化試合は1-4で惨敗している。

バイエルンから19歳のシナン・クルトを獲得した。バイエルンではU-23チームで出場していた同選手は、ヘルタでプロ初のレギュラー争いに挑むことになる。

テストマッチの結果:
ハノーファー 1-0
ボルシアMG 2-2
ボーフム 1-4
ファドゥーツ(リヒテンシュタイン) 1-0

ドルトムント

「とっても満足しているよ」とトーマス・トゥヘル監督は合宿地ドバイで話した。強化試合でアイントラハト・フランクフルトと全北現代モータース(韓国)に連勝を飾ったからだけではない。マーセル・シュメルツァーとスベン・ベンダーが負傷で合宿不参加となったことは差し置くとして、選手たちのハードワークにはご満悦だった。

ドルトムントはヨナス・ホーフマンとアドナン・ヤヌザイを放出したが、合宿に同行した17歳コンビのクリスティアン・プリシッチとフェリックス・パスラックは申し分のない活躍を見せた。それでもトゥヘル監督はまだ、冬季市場が閉まる前に攻撃的選手の補強を狙っている。

テストマッチの結果:
アイントラハト・フランクフルト 4-0
全北現代モータース(韓国)4-1

バイエルン・ミュンヘン

冬季リーグ中断期間に行った唯一のテストマッチで、カールスルーエに1-2で敗れるという波乱が起きた。特にファウルで退場し、決勝点(PK)を献上する形になったジェローム・ボアテングには非難が集まった。この試合でラフィーニャが負傷し、完治まで数週間かかることも痛手となっている。ハンブルガーSVとの後半戦開幕戦までに、主将フィリップ・ラームは改善の必要を口にしている。

それでも、バイエルン・ミュンヘンがパニックになる理由などは存在しない。チームを半年後に去るジョゼップ・グアルディオラ監督はドーハ合宿で緻密な準備を行った。2位のドルトムントとの勝ち点差は8で、まだ油断は禁物ではあるが、フランク・リベリとマリオ・ゲッツェの復帰を考えると心強くもある。

テストマッチの結果:
カールスルーエ 1-2

 

ウィンターブレーク回想(1):下位6クラブ

ウィンターブレーク回想(2):中位6クラブ