欧州リーグ(EL)ラウンド32の第2戦が2月25日、各地で行われ、内田篤人の所属するシャルケが本拠地でシャフタール・ドネツク(ウクライナ)と対戦し、0−3と敗れた。膝のけがからの復帰を目指す内田は治療のため日本へ帰国しており、ベンチ入りはしなかった。

シャルケ 0-3 シャフタール・ドネツク(ウクライナ)

勝てば文句なしで16強入りとなるシャルケは、ホームの声援を受けて立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けた。3分、ペナルティーエリアのやや外側で、サネのドリブルが相手のファウルを誘う。これで得た直接FKをガイスが狙うが、ボールは惜しくもポストに跳ね返された。続く7分にはベルアンダが、ペナルティーエリア内でシュートを打ったが、これは相手GKにセーブされた。その後も、やや優勢に試合を進めたシャルケだったが、シュートチャンスをつくることができない。そして27分、シャフタールに先制されてしまう。サネのシュートがクリアーされて速攻を許し、最後は左サイドからの折り返しを相手の右MFマルロスが、体を回転させながらヒールで合わる技ありのシュートでシャルケゴールに流し込んだ。アウェーゴールを許したため、ラウンド32突破のために2ゴールを追うことになったシャルケだが、なかなか攻撃の糸口がつかめない。それでも42分には、ゴール前でのコンビネーションからサネがミドルシュートを打ったが、ボールはわずかに枠を越えた。前半終了間際、左肩を負傷しゴレツカに代わってディサントが入った。前半はこのまま0−1で終了した。

後半も、守備的なシャルタールの布陣をなかなか崩せないシャルケだが、ボールを保持しながらチャンスを探る。そして60分、CKから絶好機を迎えた。右のコーナーから上がったボールを、マティプがヘディングでシュート。これを前線でディサントがさらに頭で角度を変えたが、枠を捉えることはできなかった。そのわずか3分後、シャルタールに追加点が生まれる。シャルケの自陣でマティプが浮き球を処理し切れずにボールを奪われ、右サイドを突破されると、中央へ勢いよく上がってきたフェレイラに難なく決められてしまった。落胆の色を隠せなかったシャルケは、77分にもこの試合3点目となる速攻からの失点を喫してしまう。結局1ゴールも返すことができず、シャルケの今季ELからの敗退が決まった。

【この試合後のコメント】

 アンドレ・ブライテンライター監督(シャルケ) われわれにとって、非常に苦い敗戦だ。2試合で1ゴールも決めることができなければ、勝ち進むことはできない。なぜ、前進のギアを入れることができなかったのか、説明がつかない。

 ラルフ・フェアマン(シャルケ)悔しくて、言葉が出ない。きょうの自分たちの出来は、失望に値するものだった。ファンがブーイングするのも、仕方がない。それでも、また応援してくれると信じている。失点はミスから起こったが、一人だけの責任ではないと思う。