内田篤人が所属するシャルケは6月26日、FCバーゼル(スイス)から19歳のFWブレール・エンボロを獲得したことを発表した。本稿では、スイス代表の将来を背負っていくこと間違いなしの同選手について、以下に紹介していく。

1、カメルーンでの幼少期

1997年2月14日、カメルーンの首都ヤウンデに生を受けたエンボロだが、両親はすぐに離婚。同選手が5才の時に、母親はフランスへの移住を決め、そこでスイス人男性と知り合い、一家はバーゼルに移り住んだ。

2、もう1つの名前

エンボロの正式な名前はブレール・ドナルド・エンボロ。ユース時代からこの「ドナルド」が同選手の愛称として定着している。

3、市民権

先述のようにカメルーン生まれであるが、2014年12月、エンボロは6才の時から住んでいるスイスのパスポートを選択した。ただし同選手は「できることなら(カメルーンとスイスの)2つの代表としてプレーしたかった」と公言しており、苦渋の選択だったことを明かしている。

4、故郷訪問

エンボロは実の父とも普段からコンタクトを取っており、時間が許す限り必ず故郷カメルーンを訪れるという。これについて同選手は「スイッチをオフにすることができるし、なにより楽しいからね。そしてスイスとカメルーンの違いを自分の目で確認することは僕にとっていつも重要なことなんだ」と、話している。

5、目標とする人物

ユース時代の彼の部屋に貼られていたポスターは、バルセロナ(スペイン)でプレーしていたサミュエル・エトーとロナウジーニョ。そしてミュージシャンの50Centだった。しかし今日(こんにち)、エンボロは世界最高のサッカー選手にリオネル・メッシの名を挙げている。

6、職業実習

スイスの教育システムに従い、エンボロは高校卒業を前に職業実習を済ませており、販売員としてインターンを行っていた。仮にサッカー選手になっていなかったら、どこかのお店で働いていたかもしれない(?)

7、願掛け

エンボロには15才の時から続けている習慣がある。それは試合前日の晩に必ず、水をボトルで1~2本飲み干すことだ。同選手はこれを「今ではそれをやらないとうまく寝つけないんだ。昔、監督から『しっかりと水分を取っておくように』と言われてから、常にやるようにしている」と説明している。

8、財団設立

19才という年齢ながら、慈善事業に熱心なエンボロは「エンボロ財団」をすでに設立。スイスに住む難民の子ども、そして祖国カメルーンとペルーに住む貧困者層のこどもを支援する活動を展開している。

9、得意なポジション

スピードにあふれ、屈強な肉体を持つエンボロの得意なポジションはセンターフォワード。時折サイドに流れ、チャンスメークすることも少なくない。

10、応援歌

エンボロを愛するバーゼルのファンは「オー エンボロ! オー エンボロ!」という掛け声を「ザ・ライオン・スリープス・トゥナイト」の歌にのせて歌っていた。果たしてシャルケではどのような応援歌が送られるようになるのだろうか。

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