2月28日のブンデスリーガ第23節では、ドイツで最も注目が集まる、のドルトムント対が所属するシャルケルールダービーが行われる。本項では、25日に出されたドルトムントがシャルケに勝つ5つの理由に対抗し、「シャルケがドルトムントに勝つ理由」を列挙していく。

バルネッタの存在

フランクフルトへのレンタル移籍を終了し、今季シャルケに戻ったMFトランキーロ・バルネッタ。しかし第13節終了時点で先発はなく、出場試合数も5に留まっていた。しかし第14節で今シーズン初めてスターティングイレブンに名を連ねると、いきなり3アシストを記録。その後の全試合に出場中だ。ロベルト・ディ・マッテオ監督が、そんなバルネッタをダービーに起用する理由—それは単に同選手の調子が良いだけではない。彼はレーバークーゼン時代を含めるとドルトムントに6回勝利しており、シャルケ在籍選手の中では最も“ドルトムント戦勝利の味”を知っている男なのだ。またバルネッタがメンバー入りすれば、シャルケはドルトムントに負けないというジンクスもある。

鉄壁の守備

今季前半戦のダービーに敗れたドルトムントは、是が非でも勝ち点3を奪いたいところ。そのためには最低でも1ゴールを必要とするが、今のシャルケを相手にした場合、これこそが最も難しいテーマとなる。過去10試合で同クラブが喫した失点はたったの7。加えて、対戦相手のビッグチャンスを阻止する確率では、シャルケはバイエルンに次いでリーグ2位(68%)の好成績だ。対するドルトムントは30%で、なんとリーグ最下位の成績。

アウェーでの強さ

ジグナル・イドゥナ・パークの8万を超す大観衆はいつも、ドルトムントの選手に力を与え、対戦相手には“やりにくさ”を演出してきた。しかしシャルケに限っては、どうやらそれは関係ないようだ。過去7シーズンに開催されたドルトムントホームでのルールダービーは、3勝1敗3分でシャルケが有利。また過去15シーズンで見た場合でもシャルケが7勝2敗6分と圧倒的に勝ち越している。

エースストライカーの復帰

「ハンター」のニックネームを持つシャルケの絶対的エースFWクラースヤン・フンテラーがついに戻ってくる。同選手はハノーファーと対戦した第18節、MFマヌエル・シュミーデバッハを後ろから蹴り飛ばしレッドカード。さらに4試合の出場停止という重い処分を受けていたが、前節でこれもようやく消化しきった。ちなみにフンテラーのブンデスリーガ初ゴールは、このルールダービーで生まれている。

CLのジンクス

今シーズン前半戦、ドルトムントは欧州チャンピオンズリーグ(CL)を戦った直後のリーグ戦で1勝5敗0分とすこぶる成績が悪かった。そして同クラブにとって今回のルールダービーは、24日にアウェーで開催されたCLユベントス戦後、最初のリーグ戦。果たしてドルトムントはジンクスを打ち破れるか。