不振乗り越え復調も初勝利は後半戦持ち越し

ブンデスリーガに所属する日本人8選手にとって、今季前半戦は明暗を分ける形となった。bundesliga.comではそれぞれの活躍を数字データを交えて紹介する。

ドイツ2シーズン目を迎えたニュルンベルクの日本代表MFは、前半戦全17試合に先発出場を果たした。総出場時間1358分はヘルタ・ベルリンの日本代表MF細、ハノーファーの同DFに次いで日本人選手では3番目に多い。しかし今季は不調のチーム同様、清武自身も不振に陥った。

昨季は通算11得点をセットプレーでの正確なキックから生み出したが、大きな期待を背負って迎えた今季は夏に行われたコンフェデレーションズカップ出場の影響か、開幕から調子が上がらず低調なパフォーマンスが続いた。チームも8月のDFB杯1回戦で格下ザントハウゼンに敗戦を喫すると、リーグ戦では開幕から2戦連続引き分け。さらに連敗を喫すると初勝利が待ち望まれたが、結局はリーグ史上初めて前半戦17試合で勝ち星を挙げられなかったチームとなってしまった。

クラブは第8節ハンブルガーSV戦の0-5での敗戦後、ウィージンガー監督(当時)を解任。第10節から新指揮官にフェルベーク氏が就任した。ここからチームは内容的には改善を見せ始め、同時に清武のパフォーマンスも向上。未勝利に終わったにも関わらず、第17節シャルケ戦の後は「最近は相手に合わせるのではなく、 自分たちのサッカーができている。このまま いいサッカーが続けられれば絶対(ブンデスリーガに)残れると 思う」と、非常にポジティブに語った。

今季前半戦は17試合で2得点4アシスト。これはドリミッチに次いでチーム2位、16試合に出場し3得点5アシストの昨シーズン前半戦と比較しても決して遜色ない成績だ。また、放ったシュート26本もチームではエースFWギンツェックの次に多く、チーム最多の51本のシュートを演出。これらの数字からも、清武がニュルンベルクの攻撃の核を担うことが分かる。残念ながらまだ勝利という結果に表れてはいないが、今夏新加入した日本代表MF長谷部とともに、後半戦ではさらにチームの攻撃を活性化し悲願の初勝利を狙いたい。


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