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酒井のシュトゥットガルトは、6戦連続負けなしと好調
酒井のシュトゥットガルトは、6戦連続負けなしと好調

試金石の一戦

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新監督迎え酒井高のシュトゥットガルトに挑む

シュトゥットガルト 対 ニュルンベルク

ブンデスリーガ第10節は10月25日、日本代表DFが所属するシュトゥットガルトと、日本代表MFと同MFが所属するニュルンベルクの対戦で幕を開ける。



シュトゥットガルトはシュナイダー監督の就任以来6戦負けなしと、3連敗を喫した開幕時の危機的状況からは完全に抜け出している。しかしここ数試合の内容を見ると、前節ハンブルガーSV戦では3度リードしながらも最終的に3-3で引き分け、また第8節ブレーメン戦でも先制点を守りきれずに勝ち点3を取り損ねるなど、課題がないわけではない。監督も前節を終えて「3度もリードしたのだから、勝たなければならない試合だった」と不満を口にした。

守備の改善が勝利のカギを握ることになりそうだが、CBリューディガーには3試合の出場停止処分が下っている。CBニーダーマイヤーは長期離脱からのチーム練習にも復帰を果たし、試合にも出られる状態となったが、本来のコンディションを取り戻すまでにはもう少し時間がかかるだろう。また、右SBで今季全試合に先発している酒井は、今週始めの練習を休んでおり、今節の出場は微妙だ。そんな状況の中、チームとして守備力の急激な向上は難しいと考えられる。それでも骨折で離脱していた正GKウルライヒの復帰が確定したのはポジティブな要素だ。

一方のニュルンベルクは22日にフェルベーク新監督を迎え、心機一転を図る。ウィージンガー前監督の下では開幕から8試合勝てず、プリンツェン暫定監督が指揮を執った前節でも引き分けるのが精いっぱいだった。待望の今季初勝利を挙げ、復調への足がかりにしたい。

フェルベーク監督は2004年から約10年間、オランダ1部リーグの各チームで監督を務めてきた人物。受け持ってきたのはどれも小規模クラブだが、常に資金力から妥当と思われる以上の結果を出してきた。その点ではニュルンベルクもこれまで指導してきたクラブと似ており、まさに適任者といえるだろう。

ウィージンガー前監督はセットプレーに頼る攻撃からの脱却に失敗し、解任に追い込まれた。「目標は下位から抜け出すこと。独自のスタイルを作り上げ、見応えのあるサッカーを提供したい」と就任会見で意気込みを語ったフェルベーク新監督だが、前監督が挫折した課題を解決しないことには長期的な成功は得られないだろう。

チーム状況に関して明るい話題があるとすれば、約1ヶ月間、足の指の骨折で戦線離脱していたエースFWギンツェックがチーム練習に復帰したことだ。フォイルナーの復帰も近い。新体制での大変革が期待される中、長谷部と清武の日本人選手2人がどのような役割を果たすのか注目だ。