2年連続CL決勝進出を狙うバイエルン

欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦は4月30日、ドルトムントとレアル・マドリード(スペイン)の一戦で幕を開け、5月1日にはドイツ王者バイエルンが敵地でバルセロナ(スペイン)と対戦する。

4月23日に行われた第1戦では周囲の予想を大きく覆し、バイエルンがバルセロナに4-0で快勝した。バルセロナはエースのメッシが負傷から復帰し先発メンバー入りしたが、バイエルンの90分間衰えることないアグレッシブなプレーを前に、持ち味を発揮することはできなかった。対するバイエルンは、MFが2ゴール1アシストの活躍で、チームに勝利をもたらした。

この試合の先発メンバーから10人を入れ替えて臨んだ第31節フライブルク戦は、1-0で勝利。リーグ連勝記録を14に更新し、勝ち点84のブンデスリーガ新記録も樹立している。チームは心身ともに高いレベルで安定しており、準決勝第2戦を前に、4点のアドバンテージによる選手・監督の油断はない。

30日に行われた前日会見で、ハインケス監督は「バルセロナは世界最高のクラブ。彼らはホームの大観衆の前で、これまでにも素晴らしい結果を残し、難しい試合もひっくり返してきた」と最大限の警戒をみせた。同席したシュバインシュタイガーは「第1戦で僕らは扉を開けることができたけど、まだ足を踏み入れてはいない。あす(5月1日)こそ、それを果たしてみせる」と気合を入れていた。

一方でバイエルン陣営が危惧するのは、決勝進出を果たした場合の累積警告による主力選手の出場停止の可能性だ。DFラーム、MFシュバインシュタイガー、MFマルティネス、DFダンテ、MFグスタボ、そしてFWゴメスの6選手が、このバルセロナ戦でイエローカードをもらうと決勝でプレーすることができない。とはいえ、6季連続で4強進出しているバルセロナを相手に、カードをもらわずしのぐのは困難なことだろう。まずはチーム全体で集中し、この試合を乗りきらなくてはならない。

今季CLで、ここまで7ゴールを挙げているミュラーは「バルセロナはこの前よりももっとゴールに向けてプレーしてくると思うし、深いところにパスを送ってくるはずだ。僕らはチームとして対抗し、ボールをゴールから遠ざけないと」と対策を口にした。ハインケス監督は「第1戦と同じ心構えで試合に臨み、豊富な運動力と戦術的秩序が必要になる」と慎重な姿勢をみせた。