内田と宇佐美のチームが激突

ブンデスリーガ第27節初日は30日、各地で7試合が行われ、バイエルン対ハンブルガーSVおよびシュトゥットガルト対ドルトムントの結果次第で、バイエルンのリーグ優勝が確定する。その他にも、次の5試合が行われる。

なお、29日金曜日は、ドイツでは「聖金曜日」と呼ばれる祝日となっており、スポーツ行事が禁止されているため、試合は行われない。

バイエルン対ハンブルガーSV、シュトゥットガルト対ドルトムントの見どころへ


シャルケ 対 ホッフェンハイム



日本代表DF内田篤人シャルケは日本代表MF宇佐美貴史ホッフェンハイムを本拠地に迎える。

シャルケは後半戦に入り、攻撃は9試合で16ゴールと結果が出ているが、18失点の守備に足を引っ張られている。前節もアウェーでニュルンベルクに0-3で敗れた。目標とするCL出場権を獲得するためには、これ以上下位チーム相手に勝ち点を取りこぼすことは許されない。降格争いに苦しむホッフェンハイムを破って上昇気流に乗りたいところだ。

代表戦で足首を負傷した米国代表MFジョーンズは欠場。カザフスタン戦で負傷したMFドラクスラー(脳しんとう)とDFヘーベデス(太腿筋肉の張り)のドイツ代表2選手はすでにチーム練習に合流しており、試合出場は可能のようだ。前節で休養を与えられた内田は先発メンバーへの復帰が濃厚だ。

厳しい降格争いの真っ只中にいるホッフェンハイムは、第25節で最下位フュルト相手に3-0で快勝。前節も上位マインツに引き分けた。これはクアツ監督の就任後初めての、2試合連続負けなしだった。徐々にではあるが、戦えるチームとなってきた。1部残留の可能性を残すためには最低でももう一つ順位を挙げなければならない。だが16位アウクスブルクは後半戦で好調で、勝ち点差4を逆転するのは容易ではない。ホッフェンハイムは格上のシャルケが相手とはいえ、最低でも勝ち点1を手にしたいところだ。

このところ先発から外れている宇佐美は、前節マインツ戦で途中出場したが、印象に残るプレーはできなかった。今節でも先発入りの可能性は低い。


デュッセルドルフ 対 レーバークーゼン



日本代表MF細貝萌が所属するレーバークーゼンは、アウェーでFW大前元紀の所属するデュッセルドルフと対戦する。

レーバークーゼンは前節で首位バイエルンを相手に粘りを見せたが、最後は王者の意地の前に屈し、リーグ2連敗となった。後半戦に入ってからの成績は3勝3敗3分とすっきりしない。3位の座を死守するためにも、下位デュッセルドルフに対してはしっかり勝利を挙げなければならないだろう。しかし、アウェーでは4勝5敗4分と負け越しており、ここ5試合は勝利がない(2敗3分)。今季16得点で、ここ8試合6ゴールと好調をキープしているキースリングの爆発が必要不可欠だ。細貝はこの試合でもメンバー入りの可能性はあるが、出場は難しいと見られる。

デュッセルドルフは前節アウェーのウォルフスブルク戦を1-1で引き分け、アウェー連敗を5でストップした。しかし、2部との入れ替え戦に回る16位アウクスブルクとの勝ち点差は5に縮まっている。今節は3位レーバークーゼンが相手とはいえ、なんとか勝ち点を手にしたいところだ。第25節バイエルンとのアウェー戦では2-3と大善戦するなど、今シーズンは強豪クラブを相手に健闘を見せている。2試合連続ゴール中のFWボリーに期待したい。大前は肋骨を負傷し、今節はメンバーから外れるとクラブが発表している。強化試合のアーヘン・カップで2試合に先発出場し、アピールしていただけに痛い欠場だ。


アウクスブルク 対 ハノーファー



日本代表DF酒井宏樹が所属するハノーファーはアウェーでアウクスブルクと対戦する。

ハノーファーは第26節のアウェー戦で、メンヘングラートバッハを相手に0-1で敗れた。アウェーでは第11節シュトゥットガルト戦以来勝利がなく、アウェー戦績は2勝10敗1分で全18チーム中最下位。来季も欧州リーグに出場するためには、どこかでこの悪い流れを止めなければならない。しかし、今節では今季ここまで16ゴールのFWジュフが累積警告で出場停止となっており、厳しい戦いを余儀なくされる。第22節ニュルンベルク戦以来出場機会のない酒井は、本節もベンチから出番をうかがうことになりそうだ。

一方のアウクスブルクは前節、上位につけるハンブルガーSVを相手に貴重な勝ち点3を手にし、15位デュッセルドルフとの勝ち点差を5にまで縮めた。後半戦の戦績は4勝2敗3分の3位と大健闘を見せている。ホームでは今季ここまでわずか2勝だが、流れに乗って勝利を狙いところだ。


フライブルク 対 メンヘングラートバッハ



ホームのフライブルクはここ2試合連続5失点と守備が絶不調。順位も9位まで後退した。このショックを消化するのは容易ではないが、本拠地では今シーズン完封試合が7回という高い実績がある。ここで踏ん張りを見せて、再び欧州リーグ(EL)の出場権争いに加わりたいところだ。

一方のメンヘングラートバッハは、前節本拠地でハノーファーに1-0で勝利し、順位を7位に上げた。守備に関しては、ここ5試合で失点3と、昨シーズンのような高い連携が見られるようになってきた。また、ファブレ監督はようやく納得のいく前線4人(アランゴ、ヘアマン、ユネス、デヨング)の組み合わせを見つけたようだ。EL出場権獲得に向けて、この試合はものにしたい。


マインツ 対 ブレーメン



6位マインツは本拠地に下位で苦しむブレーメンを迎える。CL出場権をも狙える位置につけているマインツだが、前節は17位ホッフェンハイムを相手に手痛い引き分け。ここ最近の7試合でわずか1勝と勝ち星に見放されている。ホームでは13戦中7勝3分と非常に好調なだけに、今節ではしっかりと勝ち点を奪いたいところだ。

一方のブレーメンは、ここにきて下降線をたどっている。前節も本拠地で最下位フュルトと引き分けた。ここ5試合は勝利なしと、下位から浮上のきっかけを見つけられないでいる。また主力のユヌゾビッチが、26日に行われたワールドカップ予選で裂傷を負い途中退場。今節の出場は難しそうだ。