大迫「突き進むしかない」
ブンデスリーガ第8節初日が10月13日に行われ、浅野拓磨が所属するシュトゥットガルトは本拠地で、大迫勇也のケルンと対戦し、2ー1で勝利した。試合後、浅野と大迫がインタビューに応じている。
【浅野拓磨】
――ドニス選手が点を決め、結果を出しました。
浅野 ポジションがかぶっている選手がいいプレーをするのは刺激になる反面、緊張感だったり危機感を感じます。コツコツやるしかないと思います。
――現状を踏まえて、ご自身の課題と見ていますか?
浅野 結果という部分が大きいと思います。ゴールや、ゴールに絡む仕事というのが求められるポジションで、今はそれができていないというのが、試合に出られていない原因。練習からしっかりアピールして、試合に出た時に何ができるか。練習でできても試合でできなければ、信頼というのは勝ち取れないので。
――1部の難しさはありますか?
浅野 チームによってはレベルが高いと感じるチームもありますけど、1部の難しさというよりは、自分との戦いが難しいです。結果を残したり、技術、戦術、いろいろありますけど、一番はメンタル面で自分に打ち勝ってチームメートに信頼されるようなプレーができていない。海外2年目で、その部分が難しいと感じています。
【大迫勇也】
――終了間際のビデオ判定の後、気持ちを保つのが難しかったと思いますが。
大迫 90分でPKとなって(取り消されてしまい)その浮き沈みがやっぱり…でも、あそこでやられるのも僕らの責任なので。悔しいですね。
――他の選手が切り替えられない中、大迫選手は前へ向かっていました。
大迫 そうですね。ただ、途中から中盤になって、がっぽりスペースが空いてしまって、相当しんどかったです。
――けが人が多くて、厳しくても出なくてはいけない状況というところでしょうか。
大迫 そこはもう、はい。でも出るだけじゃだめなんで、本当に。勝てるようにしたいです。
――チームは前半にチャンスがあって、自身も決めるチャンスがありました。
大迫 あそこで決めないとだめですね。ただ、まだまだ続くので、ポジティブに、ポジティブに。こういう時こそ。またしっかりとチャンスが来た時に、決めるようにするだけです。
――試合が続くのは逆にプラスに働きますか?
大迫 それはどちらか分からないですけど、やるしかないので。突き進むしかないと思います。